引越し現場の裏話

重ねるな!?引越しダンボールは積み重ね必須ですよ|引越し現場の裏話

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ダンボールを持ってポカンとしている作業員

そのダンボールに大事なものが入っているのはわかるんですが・・・。

ダンボールを重ねないでくださいって言われても・・・。

お客さん、そりゃ~無理なんですよ。

引越し荷物のトラックへの積み方は、転居先で降ろす順番を考えながら積み込んでいきます。

たいてい置き場所が決まっている冷蔵庫や洗濯機を一番後ろに、細かい荷物を入れてしまうと搬入しづらくなる大型家具類を中ほどに、ダンボールなど小さな荷物を一番前にという感じです。

なので、トラックに最初に積まれるのはダンボールやビニール袋、紙袋といった小さな荷物です。

そして、ダンボールも重いものを下に軽いものを上にと、できるだけ下のダンボールがつぶれないように積み込んでいきます。

今回は私が引越し作業員として現場で経験した、ダンボールを一切重ねないで運んでほしい・・・というお客さんのお話です。

今日の日程

今日は19歳の若いお兄ちゃんと2トンショートトラックで、小さめの引越しを1日で3件という配車予定です。

この2トンショートトラックの荷台は畳四畳半程度と広くはないのですが、ハイルーフ仕様で通常の車両より高さがあるので結構な量の荷物を積むことができます。

2トンショートトラックはロングやワイド車両と違って、何より小回りが利くのがいいです。

1件目の引越しが順調に午前中で終わったので、コンビニで昼飯を取ることにします。

忙しいとなかなかまともな昼食の時間も取れないのが引越し作業員という仕事ですが、午前中に1件終わった安心感から今日はコンビニの駐車場でゆっくりできました。

運転しながらコンビニ弁当を食べる・・・なんて日もよくあります。次の現場に着くまで相棒は気持ちよくお昼寝タイムです。

この若い相棒は、つい先日専門学校を辞めてきたばかり。学生アルバイトからいわゆるフリーターに転身したということになります。

これまでは学校が休みの土日専門アルバイトだったのですが、毎日彼の顔を見るようになって1ヶ月ほどになるでしょうか。仕事ぶりもサマになってきました。

今回の現場

午後1件目の現場に着くと、お客さんも歳のころ、ちょうどこの若い引越し作業員と同じぐらいでしょうか。

引越し作業で部屋の中を担当するのは、基本経験豊富なベテラン作業員です。今日の相棒にはまだ早すぎるかな・・・という気もしますが、同世代なら話も合うだろうと今回は彼に部屋の中を任せることにしました。

小さい引越しは新人にリーダーとしての経験を積んでもらういい機会でもあります。

現場はアパートの2階。しかもトラックを階段に横付けできるナイスな作業環境です。

荷物はダンボール中小合わせて20個ほど、大物家具といっても洋服ダンス、1ドア冷蔵庫に洗濯機ぐらいでしょうか。

のんびり作業しても積み込みには1時間もかからないかと思われます。

若さというのはすばらしいです。私がトラックから毛布などの梱包資材を降ろしている間にも、彼はガンガンひとりでダンボール箱を持って階段を駆け下りてきます。

ひとしきりダンボール箱がトラックの荷台に溜まってきた頃、若い引越し作業員がわけのわからないことを言ってきます。

重ねないでください?

彼:お客さんにダンボールを重ねないでくださいって言われたんすけど・・・。

私:はい?

お客さんいわく、ダンボール箱を重ねて積むと下の箱がつぶれるから重ねないでほしいと・・・。

大切で壊れやすいものがダンボールに入っているのであれば、もっともな意見ではあります。

そうならないように、トラックへの荷物の積み込みもまたベテラン作業員が担当するのですが、ダンボール箱を重ねるなというのには無理があります。

こういうときは言葉で説明するより、お客さんに直接目で見て納得してもらうのが一番です。お客さんをトラックの荷台に案内して説明と理解を求めることにしました。

トラックの荷台のスペースは限られていて、お客さんの言うように平積み(重ねないで積むこと)をすると家具はおろか、ダンボール箱も一度では積みきれないことを説明します。

トラックをもう1台呼ぶか、もう一往復すればダンボールをすべて重ねずに運ぶことも可能ですが、現在の作業料金ではできない旨をお客さんに伝えます。

さらにダンボール箱を重ねて積むことにはなりますが、中の荷物が破損しないよう細心の注意を払って積み込みをする旨もお客さんに伝えます。

「わかりました。」と言ってくれるお客さんで安心しました。

積み込みは慎重に

軽いダンボール箱が多かったので、模型や標本などデリケートな荷物なのかと思いましたが、お客さんに荷物の中身を聞いてみると大半は定規などの文房具だということでした。

定規などの文房具だとプラスチック系が多いでしょうから、たしかにお客さんがダンボールの積み重ねを危惧する気持ちはわかります。

ダンボール箱を重ねる前にハンガーボックス(洋服ケース)を渡し板のように敷いたりと、いつも以上に気を遣う作業になりましたが、お客さんにも理解してもらえて何よりでした。

散々講釈を垂れておいて、「お客さん、ごめんなさい。壊しちゃいました・・・。」なんて結果にならず、この引越しは無事に終わりました。

まとめ

著しい外観の損傷が確認できないと、荷主によって荷造りされたダンボールの中身が壊れていても、業者に責任を問うことができません。

特におもちゃ、食器類の荷造りに使える裏技をご紹介します。

ダンボール箱を持つと中からガチャガチャと音がするケースも多いですが、このような箱詰めはよくありません。

輸送中の振動でモノとモノとがぶつかりあって壊れてしまうことがあるからです。

このようなときに役に立つのが新聞紙です。ダンボールの中の荷物が暴れないように隙間なく丸めて入れるのがコツです。

隙間に新聞紙を詰めてやることで、中身が壊れにくく軽くても積み重ねに強いダンボールとなり一石二鳥です。

荷造りの手順やコツについては、以下のページで詳しくご紹介しています。

引越しの荷造りをしている女性
引越し作業員が教える荷造りのコツ|いつから何からどの部屋からなど

荷造りのコツ教えますって上から目線でスイマセン。でもちゃんと引越し作業員が記事を書いてますからね。 引越しには転居の手続き、見積もり、業者選びなどやらなければいけないことが山ほどあります。 その中で手 ...

以上、『重ねるな!?引越しダンボールは積み重ね必須ですよ』を最後までお読みいただきありがとうございました。

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