引越しの挨拶

引越しの挨拶はする?しない?引越し挨拶今どきの事情と転居はがきの出し方

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引越しの挨拶 おすすめ45秒のかんたん引越し見積もり

引越しをすれば環境が変わります。お隣さんが変わります。荷造りや手続きなどの準備をしながら、さて、引越しの挨拶はどうしようか?と考えますよね。

引越しの挨拶はする?しない?

挨拶をしようかどうしようか迷ったとしたなら、そうです。しましょう。

”はじめから挨拶をしなかった”のと”挨拶をしようとしたけどできなかった”では違います。

挨拶をする準備だけでもしておきましょう。

ひとり暮らし

単身者向けのマンションやアパートなどで、表札を出さずに暮らすことは珍しくありません。

外に働きに出る人の自宅は無人であることが多く、一人暮らしと知られないようにすることは防犯対策の一つです。

抵抗力の弱い女性の一人暮らしとなれば尚更です。

防犯対策のため、ひとりで暮らしていることを知られぬよう、あえて引越しの挨拶をしないというのも防犯対策のひとつです。

そうです。あえて、しないのです。

挨拶に行ったけど、玄関扉を開けてもらえなかったとか、居留守をつかわれたりといったことがあれば、防犯意識の高い方が住んでいるんだろうと思うことにして、すっと引き下がってください。

部屋にひとりでいると女性に限らず、見知らぬ人間の訪問というのは恐怖である可能性もあるのです。

事前に大家さんや管理会社の人などに、新居の近くにどんな人が暮らしているのかを確認できたら、挨拶をするといいでしょう。

一番近くに暮らす他人が”顔も知らない誰か”なのか、”近所の○○さん”なのか、自分がご近所さんにとっての”誰か”になるのか、暮らしやすいのはどちらでしょうか。

直接訪問はしなくても、フルネームは記載せずに苗字だけ、性別が憶測されないように直筆を避けて印刷した「○○号室に引越してきた○○です」と簡単なカード等を郵便受けに入れて挨拶とするのもひとつの方法です。

家族で引越し

まだ顔も名前も知らない相手への挨拶です。

家族や誰かと一緒だと、一人でするより行きやすいかもしれませんね。

お子さんがいる場合や、これから誕生する予定のある方など、できれば子どもも一緒に家族全員で挨拶をされるといいでしょう。

暮らす人数が増えれば生活音も増えます。

ペットを飼っている場合等、顔も知らない他人の立てる音と、顔見知りの立てる音では、感じ方さえ変わるものです。

「お騒がせするかと思います」ひと言伝えて生活を始めてみましょう。

引越してきた自分たちをちょっとだけ知っておいてもらうため、近くで暮らすお家のことをちょっとだけ知っておくため、引越しの挨拶は互いの顔見せにいい口実です。

引越しの挨拶はどこまで?

では、どの範囲まで挨拶をしたらいいのでしょう。

地域の繋がりの関係性にもよりますから、ここまですれば、絶対に失礼なことはない、と言い切れる範囲はありませんが、一般的にみて失礼のない範囲はどのくらいでしょう。

一戸建ての場合

【向こう三軒両隣】

向かい側にある3軒のお宅と、左右隣の2軒のお宅です。

裏側のお宅も近接しているようでしたら挨拶するといいでしょう。

マンションやアパートの場合

【両隣と上下の部屋】

左右隣の2軒のお宅、真上の階のお宅と、真下の階のお宅です。

隣同士は何かあったときに一番顔を合わせやすいですし、上下のお宅は生活音が伝わりやすい範囲ですから、配慮できて互いに暮らしやすいよう、「気をつけます。」といった意味を込めて挨拶されるといいでしょう。

同じフロアの世帯数や、全世帯数がそれほど多くなければ、全部のお宅に挨拶に行っておきたいところです。

大家さんや管理人さん

大家さんや管理人さんが近くにお住まいでしたら、挨拶に行きましょう。

大家さんが離れていてどこに住んでいるのかわからない場合、管理会社の人などに「大家さんへの挨拶はどのようにしたらよいでしょうか」と聞いてみるといいかもしれません。

はじめの印象が退去する際にも影響しないとも限りません。最初が大切です。

町内会などに入る予定であれば、こちらもまた事前に管理会社の人などに町内会長さんへの挨拶のことも相談されるといいでしょう。

入会する考えのない方も、あえて先に挨拶をして顔を知ってもらったうえで入る意思がないことを伝えることが、先手必勝かもしれません。

ご近所づきあいをするつもりがあってもなくても、何かがあったときには顔を合わせるのことになるのがご近所です。

「何もそこまでしなくても・・・。」

そう思ったらしなければよいのです。

しようと思ったらすればよいのです。

挨拶をするタイミング

挨拶に伺う時間帯ですが、自分だったらどういったタイミングで挨拶に来られたら逆に困りそうかを考えたら、そのタイミングを避ければよさそうですよね。

午前10時くらいから日が暮れる前までくらいではないでしょうか。

朝の支度で忙しい時間帯や食事の支度時、また食事の時間帯も避けたいものです。

あまり遅い時間の訪問も、よほど気心の知れた付き合いのあった方であっても避けたほうが失礼がないでしょう。

旧居での挨拶

引越しの当日ですと何かと慌ただしいものですから、できるだけ前日までにはしておきましょう。

2日から3日ほど前に訪問するようにすれば、相手が不在だった場合でも、当日までにまた訪問する時間があります。

また、「伺いましたがお会いできず、お手紙で失礼します。お世話になりました。」などと、手紙などを書くのにも慌てずに済みます。

手紙なら新居に出発する前までに郵便受けに入れておけますよね。

当日の作業中にはエレベーターや階段、敷地の前の通路を占有してしまう時間等もあるかもしれませんから、「○日○時頃に引越します。騒がしいかもしれません」とお伝えしておき、当日は自分たちも作業に集中しましょう。

搬出の作業中にご近所さんと顔を合わせて「あら?今日?」「実は今日です。引越しします」なんて立ち話も避けられますね。

新居での挨拶

挨拶はとにかく先手必勝です。

入居する前に挨拶をして、荷物を積んだ車が何時ごろに到着予定なのか等、事前に伝えられれば、新居でも引越し当日は作業に集中できます。

新居が遠方等で前日までにできなければ、当日の荷物の搬入が始まる前や、搬入が終わり、荷解きを始める前に挨拶に行かれてはどうでしょうか。

荷物をほどいて片づけたい気持ちをぐっと抑え、「今、搬入が終わったところです。お騒がせしたかもしれませんが、これからどうぞよろしくお願いします。」と伝えれば、長話をすることもないでしょう。

相手が不在だったとしても、当日中にまた伺うチャンスがあるかもしれません。

時間の都合もあるでしょうし、引越し当日に挨拶ができなくても、翌日以降1週間後ぐらいまでにできるといいでしょう。

相手が不在だったり、居留守をしている様子だったりしたらどうしましょう。

どうしても対面で挨拶をしたいと思えば、時間や日を改めて何度か伺ってみましょう。

居留守とわかる状態であれば、互いにまだ顔も知らない間柄です。あえて再訪しなくてもよいのではないでしょうか。

対面で挨拶ができなかったときには、簡単な手紙を郵便受けに入れて挨拶とするのもひとつの方法です。

「○○に引越してきました○○と申します。お会いできるかと伺いましたがお留守でしたので、お手紙にて失礼いたします。これからどうぞよろしくお願いします。また改めさせていただきます。」

このような手紙をもらって不快に感じる方はいませんよね。

お子さんがいる場合やペットを飼っていたりすればれば、その旨も添えるといいでしょう。

手紙に使うカードや便箋は、薄いメモ用紙などは避け、裏に透けないメッセージカードなど、相手に失礼のないものを選び、読みやすいよう丁寧に書きましょう。

直接会えた時、「お手紙で失礼しました。○○です。」と挨拶ができればよいですね。

新築で工事をされている場合でしたら、完成する前、あるいは入居を始める前までに挨拶ができれば理想です。

また、リフォームをしてから入居を予定している場合、工事が始まる前に工事、引越しでの騒音をお詫びする言葉を伝えられればいいですね。

粗品の相場と品物

引越しの挨拶の際には、必ず粗品を持って行くべきでしょうか。

誰かが義務と定めたわけではありませんから、絶対に必要なことでもないはずですよね。引越しは何かと物入りですから。
それでは想像してみましょう。

『手ぶらで挨拶。』

旧居でお世話になった方に「お世話になりました。」(手ぶらで笑顔!)

初対面の相手に「これからよろしくお願いします。」(手ぶらで笑顔!)

どうですか?できそうですか?なんだか手土産を持って挨拶したほうが、『気持ち』が伝えやすい気がしませんか?

「ほんの気持ちですが」言葉に添える品物があれば、送る側も受け取る側も自然と笑顔になりやすいものです。

どちらにとっても負担になりにくい品物を選べるとよいでしょう。

粗品の相場

500円から1,000円前後が無難な金額です。

これは相手が気軽に受け取れて、送る側にも選びやすい金額帯です。

あまり高価なものをお渡ししても、「お返しが必要だろうか?」と、かえって相手に気を遣わせてしまうのは避けたいところです。

単身や転勤などが多い世帯では控えめな金額で、新築を建てるなどしてこれから長くお付き合いがありそうであれば少し金額が大きくなることもあるかもしれません。

また、大家さんへの挨拶品はご近所さんへの品物よりも少し高い物が選ばれやすい傾向はあるかもしれませんね。

ご自身の気持ちを添えやすい値段の品物を選ぶといいでしょう。

粗品の選び方

たとえ身内や親しい間柄であっても、相手に何か贈り物をしようと思ったら何を選ぼうか迷ってしまうこともありますよね。

旧居でしたら面識があっても、転居先では顔も家族構成も知らない相手ですから、次のような品物を選べばよいでしょう。

  1. 日用品
  2. 消耗品
  3. かさばらないもの

まず、すべての相手に喜んでもらえる贈り物はないと割り切りましょう。

どんな物でも相手によりけり、一長一短あります。

お菓子やお茶など

お菓子やお茶などはどのような相手に対しても喜んでもらえるはずです。

日持ちのする賞味期限の長いものがいいでしょう。

ただ、アレルギーや食事制限で食べられない方や、初対面の人から食べ物を受け取ることに抵抗のある人もいます。

洗剤や石鹸

こちらも粗品の定番です。

しかし自然志向でこだわりがあったり、食洗器専用の洗剤を使うお宅だったり、好みが分かれやすい一面もあります。

無難なもの

タオルでしたら、フェイスタオルやハンドタオルなどあまりかさばらないサイズの物を、布巾はデザインが綺麗な物も豊富です。

入浴剤、肌に優しい高級ティッシュ、ラップや保存用の小分け袋、キッチンペーパーなどもおすすめです。

実用品の代表格、地域指定ごみ袋なら必ず使ってもらえますよね。

また転居前の地域の品物は、挨拶の際に話のネタにもなります。

クオカードや商品券で、相手に好きなものを買ってもらうというのもひとつの選択肢です。

あくまでも気持ちですから、あまり悩まずに(それが難しいかもしれませんが)、もしも挨拶ができなくて結果自分の手元に残ってしまったとしても困らないものを基準に選んでみてはどうでしょう。

対面できなかった場合

相手が不在で手渡しができなかった場合に備えて、郵便受けに手紙と一緒に入れておけそうなサイズの品物もよいかもしれません。

それでしたら手元に残ることもありませんね。

不在だったからといって、挨拶に伺った留守宅のドアノブに手紙を添えて粗品をぶら下げて立ち去ることは、控えたほうがいいでしょう。

外から見えると他人からも『住民不在』の家だとバレてしまうため、防犯マナー上あまり好ましくありません。

手紙を読んだ相手がこちらに来てくれることもあるかもしれませんから、品物はしばらく手元に置いておきましょう。

直接渡せる機会がこないかもしれませんが、来るかもわかりませんからね。

粗品に「のし」はいる?

引越しの挨拶で渡す手土産にのしは必要でしょうか。

お渡しする品物が高価で格式ばったものではありませんから、なかったからといって失礼に当たるものではありませんが、あれば丁寧な印象です。

のし紙には名前を書きますので、転居先では名刺代わりになってくれて名前を覚えてもらいやすいかもしれませんよ。

水引

水引は紅白蝶結びです。簡単に結びなおせることから、何度繰り返してもよいとされるお祝い事などに用いる紅白の蝶結びを引越しの挨拶には使用します。

正式な紐でなくとも、水引とのしを印刷した『のし紙』でかまいません。

外のし?内のし?

一般的といわれるのは『外のし』です。

引越しの挨拶で用いる場合これもまた決まり事はありませんが、直接渡す贈り物には包装紙の上からのし紙をかける『外のし』が一般的とされますし、一目見てすぐに相手に用途と名前が見えてわかりやすいです。

内のしが好まれる地域もありますから、どちらを選んだからといって失礼なことではありません。

表書き

旧居での引越しの挨拶

表書きは「御挨拶」あるいは「御礼」

新居での引越しの挨拶

表書きは「御挨拶」

水引の下に名字を書きます。

表書きも名前も毛筆で記すと丁寧です。筆ペンやサインペン等でもかまいませんが、ボールペンは避けましょう。

慶事ですから濃墨です。薄墨は使いません。

引越しの挨拶の際には名字だけで大丈夫です。

夫婦別姓のご家庭や同棲での引越しの場合、表札を連名で出すのであれば両名記載して挨拶の際に事情を説明をされてはどうでしょう。

どちらかの名字のみを記載した場合でも、はじめにどちらの名字も伝えておいたほうが、郵便物などの混乱を避けるためも安心なのではないでしょうか。

可愛くリボンでラッピング?

ご自身で品物に包装をしてリボンでラッピングしたものをお渡ししようとお考えでしたら、のし紙は必要ありません。

洋式のリボンにの和式リボンであるのし紙が重なるのは、見る人が見たらへんちくりんです。

のし紙をつけるかリボンをつけるか、どちらかにします。

品物を購入する際に

せっかくのしをつけようかと思っても、あれこれいろいろやることが増えるのはちょっと……と思ってもご安心を。

まずは、品物を購入する際にのしをつけてもらえるか確認しましょう。大型のスーパーなどであれば、サービスカウンターでお願いすればつけてもらえます。

ネットショップを利用される場合も、ギフト商品を取り扱うサイトならつけてもらえるところもありますし、インターネットでのし紙を無料でダウンロード印刷して利用ができるサイト(熨斗素材館)なんてのもありますから、上手に活用されるとよいでしょう。

転居のはがき

引越しの挨拶先はご近所の方だけではありませんよね。

友人、親戚、お付き合いがある方へも新しい住所をお知らせしましょう。

親しい間柄であればメールや電話で知らせることもあると思いますが、仕事上お付き合いがある方や目上の方に対しては「転居の知らせははがき」でするのが失礼に当たりません。

11月から12月頃の引越し

引越しが11月から12月頃であれば、年賀状で報告してもいいでしょう。

旧住所あての年賀状が相手に返送されてしまわぬよう、「郵便局への転居届」は忘れずに出します。

年が明けてから2月頃までに転居する予定であれば、年賀状に新住所を記して転居の予告を伝えましょう。

仕事でお付き合いのある方には、年賀状と転居はがきはそれぞれ分けて送ったほうが丁寧です。

7月から8月頃の引越し

梅雨明けから立秋(8月7日頃)までの引越しであれば、暑中見舞いで、立秋を過ぎて処暑が終る頃(8月中)の引越しであれば、残暑見舞いで、季節の便りに転居の知らせを添えてもよいでしょう。

引越しのはがきはいつまでに出す?

荷造りや片付けなどでバタバタしてしまうと転居のはがきは後回しにしてしまいやすいかもしれません。

あまり知らせが遅いと相手に失礼なこともありますから、だいたい引越しをしてから1ヶ月以内を目安に出しましょう。

はがきの文面は?何を書くの?

相手に知らせたい内容は、

  • いつ引越したのか(また、いつ引越す予定なのか)
  • 新居の住所&電話番号

この2点です。

転勤や結婚など、引越しの理由を添えるのもよいでしょう。

「○○に引越しました。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください」と、来訪を願う言葉もよく使われます。

新居の玄関先で撮影した写真や、窓から見える景色など、変化が伝わりやすい写真も素敵ですね。

自筆で書くのはちょっと……と思う方は、写真屋さんの転居はがきのサービスを利用したり、インターネットでも無料で利用できるテンプレートはたくさんありますから、上手に活用されるといいでしょう。

そもそも引越しの挨拶って?

世論調査

内閣府が2018年に行った「社会意識に関する世論調査」によると、現在の地域での付き合いの程度は、「よく付き合っている」が18.3%、「ある程度付き合っている」が49.4%で、「付き合っている」とする割合が67.7%と、2009年の調査から見ても概ね横ばいで、大きな変化はありません。

都市規模別にみると、「付き合っている」とする割合は小都市で高くなり、「付き合っていない」とする割合が大都市で高くなっています。

望ましい地域での付き合いの程度は、「住民全ての間で困ったときに互いに助け合う」が41.5%、「気の合う住民の間で困ったときに助け合う」が26.1%で、「助け合う」と答えた者の割合は67.6%。

「困ったときに助け合うことまではしなくても住民がみんなで行事や催しに参加する」が16.0%、「困ったときに助け合うことまではしなくても、住民の間で世間話や立ち話をする」が7.2%、「困ったときに助け合うことまではしなくても、住民の間であいさつを交わす」が6.9%で「地域での付き合いは必要ない」が1.0%でした。

引越しの挨拶は、地域とつながるきっかけ

防犯や防災と、眺める角度によって人との付き合い方の理想は違ってくるでしょうし、求める関係性はさまざまです。

それでも互いに助け合える関係性を作る、ほんの小さなはじめの一歩が「はじめまして」、「こんにちは」という挨拶なのではないでしょうか。

ご自身にとって心地よい地域の繋がりが持てますように。

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