ゴールデンウィークに限ったことではないのですが、連休って引越しでは人気のある日程なんですよ。
土曜日、日曜日といった週末も、会社や学校が休みの方にとっては連休ということになります。
なので、引越しは土日に集中しやすく、引越し屋さんが引っ張りだこになることから費用も高くなりやすいんです。
でも、連休のすべての日に人気があるわけではなく、人気のない日を選べばゴールデンウィークといった大型連休であっても安く引越しできたりするんです。
実は、連休の最終日って引越しの値段が安くなる穴場的な日なんですよ。
ただし、ゴールデンウィークで最終日に引越しをするのはおすすめしません。
このページでは連休最終日の引越し費用が安くなる理由と、ゴールデンウィークでのおすすめ引越し日についてご紹介します。
連休で引越し費用が安くなる日
引越しで何が一番大変かって聞かれたら、何を思い浮かべますか?
つい思い出に浸ってしまい作業が進みづらい荷造りでしょうか?
それとも、数が多くて面倒な役所の手続き関係でしょうか?
実は、多くの人が一番気にしていて大変だと思っているのは、転居先での翌日の準備なんです。
転居先では荷解きや翌日の準備をする時間が必要
引越しは業者が荷物を運ぶだけでは終わりませんよね。
引越しの多くは1日で終わり、夜には新居でゆっくりできると考えている方も多いんじゃないでしょうか。
でも本当に大変なのは、業者の作業が終わった後、翌日から普段通りの生活をするために必要な準備をすることなんですよね。
荷造りよりも荷解きのほうが時間はかかる
荷造りするときは『とりあえず持ってけばなんとかなる!』と、根拠のない自信たっぷりに箱詰めする人も多いんじゃないかと思います。
思い出に浸っていては作業の手が止まってしまうため、荷造りするときはそれでもいいんじゃないかと思います。
しかし、多くの方は新居ではやみくもにものを置いていくのではなく、今後の生活がしやすいようにと荷造りとは反対に時間をかけて荷解きをする傾向にあります。
引越し作業員が教える荷造りのコツ|いつから何からどの部屋からなど
連休初日や中日の引越しは新生活の準備に時間が取れる
たとえば、土日休みの人なら土曜日に引越しをすれば、翌日の日曜日を丸一日荷解きや新生活の準備をする時間に充てることができます。
三連休なら初日や中日に引越しをして、最終日を丸一日荷解きや新生活の準備をする時間に充てることができるわけです。
ところが連休最終日の引越しだと、夕方ないし夜までに翌日の準備を終わらせないと新生活に支障が出ることになります。
なので、新生活の準備に時間が確保しやすい連休初日や中日というのは、引越し日としては人気が高く費用も高くなりやすいんです。
週末の引越し費用が平日より高い理由|土日なら日曜日が安くなるワケ
費用が安いのは連休最終日
多くの引越しは朝から始めれば夕方には終わるものです。
しかし、翌日から引越し前と変わらない生活をスタートさせようと思えば、その日のうちに転居前と同じような家具の配置、ものの置き場所などを整える必要があります。
たとえば、荷物の多い家族の引越しなどでは作業を朝から始めたとしても、新居への搬入作業が終わるのが夜になってしまったりということもあります。
また、午前便に比べて費用が安くなる午後便やフリー便の利用では、作業開始時間がそもそも遅いため、転居先では翌日の準備どころではなくなってしまうことすらあります。
このように連休最終日の引越しでは、転居先での翌日の準備をする時間が十分に確保できないリスクがあり、引越し日としては人気がないんです。
そのため連休最終日は費用が安くなる可能性が高く、転居先での翌日の準備をする時間の確保という課題はあるものの、午後便、フリー便ならさらに格安料金で業者が見つかる可能性もあります。
ポイント
- 多くの人が転居先で新生活の準備ができる時間を重視する。
- 荷解きや翌日の準備がしづらい連休最終日は安くなりやすい。
ゴールデンウィークでのおすすめ引越し日
みんなが遊んでるのに俺たちは引越しかよ~。
作業員時代に大型連休にはいつもこんな思いをしながら作業にあたっていましたが、GWに引越しする人って多いんですよ。
ちょうど会社の人事異動がらみの転勤や進学での引越し需要のピークが過ぎ、金額的にも5月の引越しは悪くないです。
ただ、ゴールデンウィークはほかの連休と違って、上の項で説明したような連休最終日の引越しはおすすめできないんです。
帰省ラッシュ、Uターンラッシュに注意が必要
ゴールデンウィークの帰省ラッシュやUターンラッシュは毎年ピーク日が変わるので、車を使用する引越しの場合、交通渋滞に巻き込まれると悲惨なことになります。
特に大型連休初日や最終日には、高速道路を使う引越しになると移動時間の予測が難しく、その日のうちに引越し作業が終わるかさえ怪しくなることもあります。
また業者も、あらかじめ帰省ラッシュやUターンラッシュに巻き込まれることがわかっている引越しの場合、その1件で車両1日分の売り上げを設定することもあります。
引越し業者の車両1日分の売り上げ設定については、以下のページで詳しくご紹介しています。
GWで引越しするなら連休中日がおすすめ
帰省ラッシュやUターンラッシュに巻き込まれるリスクを減らすには、連休の中日に引越しをすることです。
ただし連休中日とはいっても、土曜日、日曜日と被る日程というのはおすすめできません。
土日といった週末には、そもそも大型連休に関係なく生活をしている人たちの引越しニーズがあり、費用が安くはなりづらいためです。
年度によっては10連休になることもあるゴールデンウィークで上手な引越しをするコツは、初日や最終日をはずして交通渋滞を回避すること、平日を選ぶことです。
ポイント
- 帰省ラッシュやUターンラッシュに巻き込まれる初日、最終日をはずす。
- 潜在的に引越し需要のある土日をはずして平日を選ぶ。
連休の引越し費用を安くする方法
連休やゴールデンウィークに限らず、引越し費用を安くする考え方は多くの人にとって人気のない日程を選ぶことです。
たとえば、遅い時間の引越しや縁起の悪い日を選ぶなどの方法があります。
また、不用品を処分して引越し費用を安くする方法なんてのもあるんですよ。
連休の引越し費用を安くする方法
- 午後便、フリー便を利用する
- 不用品を減らす
- 縁起のいい日をはずす
- 相見積もりをする
午後便、フリー便を利用する
引越しで一番人気のあるプランは、費用は高いものの朝から作業をスタートする午前便です。
午前便なら業者の作業終了後に、転居先で荷解きや新生活の準備をする時間の確保がしやすいからですね。
一方、作業開始は業者の当日のスケジュール次第というデメリットはあるものの、午後便、フリー便なら費用が午前便の半額程度にまで格安になることもあります。
ただ、連休中日、そして平日ならまだしも、帰省ラッシュやUターンラッシュに巻き込まれる可能性が高い連休初日、最終日などは、時間のめどが立たない引越しになる可能性もあります。
大型連休中の午後便、フリー便の利用については時間的なリスクが高くなることを理解した上での利用をおすすめします。
不用品を減らす
不用品を減らすと引越し費用が安くなるって知ってました?
意外に思われるかもしれませんが、コレほんとなんです。
その秘密は引越し費用が決まるしくみにあるんですよ。
引越し費用って基本的に運ぶ荷物の量と輸送距離で決まるんです。
つまり、業者が運ぶ荷物を減らせば費用は安くなるんです。
必要なものを減らすのは難しいですが、身の回りに今使ってないものって結構あったりしませんか?
必要なものを減らすんじゃなくて、要らないものを捨てることなら簡単ですよね。
実は、引越し費用を安くする一番簡単な方法って、不用品を処分することなんです。
オークションやフリマサイト、不用品買取サイトを使って上手に不用品を処分する方法については、以下のページをご覧になってみてください。
不用品を処分すると引越し費用が安くなる?業者が運ぶ荷物を減らせ!
縁起のいい日をはずす
『おめでたい行事は大安が吉』なんてよく言いますよね。
引越しでも縁起を気にする方は多く、私の営業マン時代にも見積もりで『大安の日で』というお客さんは多かったと記憶しています。
需要が多い日の値段は高くなるというのが引越し費用の傾向なんですが、それでも仏滅などに比べるとやはり大安の日は人気があります。
私の父親のように行事で縁起を気にする方は、費用に関係なく縁起を重視するんです。
なので、このような縁起を気にする人たちとの価格競争に巻き込まれないためには、あえて縁起の悪い日を選ぶというのも営業マンから安い見積もりを引き出す方法ですよ。
やはり縁起は気になるという方のために、縁起の悪い日を良い日に変える方法などについて、以下のページで詳しくご紹介しています。
引越しは大安が吉日?縁起の悪い仏滅はダメな日?|引越しと六曜
相見積もりをする
連休の引越し費用を安くするときに活用したいのが、複数業者の見積もりが比較できる一括見積もりサイトです。
簡単に複数の業者比較ができるネット見積もりが普及した現在、業者も利用者があらかじめ相見積もりをすることを前提に費用の提示をしてきます。
つまり、引越し業者が最初から最安値を出すことはないと思ったほうがいいんです。
言い換えると、いくつかの業者の見積もりを比べることなく1社の見積もりのみで契約をするというのは、相場よりも高い価格で業者を選ぶことになりほぼ確実に損をすることになります。
これは連休の引越しに限ったことではなく、現在業者を選ぶとき一括見積もりサイトを使わない人のほうが少ないんですよ。
なぜなら、一括見積もりサイトは複数の業者の見積もりが取れることから、業者を選ぶツールとしてだけではなく、自分の引越し費用の相場を知ることができるツールでもあるためです。
ただ、無料で便利なのはわかっていても一括見積もりサイトの利用に次のような不安を持つ方も少なくありません。
見積もりサイトのココが不安
- 見知らぬ業者から大量のメールが送られてくるんじゃないか。
- ひっきりなしに業者から電話がかかってくるんじゃないか。
たしかにサイトによっては10通ものメールが業者から届いたり、短時間の間に電話が集中してかかってくるというところもあります。
また複数の見積もりサイトを同時に利用したりするとメールや電話の量も増えるため、人によっては迷惑メール、電話攻撃という印象を受けるかもしれませんね。
おすすめ一括見積もりサイト
このサイトは2004年から運営していて、これまで多くの一括見積もりサイトを見てきましたが、現在自信を持っておすすめできるのはたったの1つ、SUUMO引越しです。
おすすめする見積もりサイトの特徴
- 見積もりが欲しい引越し業者だけを選ぶことができる。
- メールのみで完結。業者から電話がかかってこない。
SUUMO引越し
SUUMO引越しをおすすめする一番の理由は、電話番号の入力が不要なことです。メールだけで引越し業者からの見積もり提示もやり取りも完結します。
一括見積もりサイトを利用すると折り返し業者から連絡が入りますが、対応が早い業者だったりすると見積もり依頼から数分後には電話がかかってくるようなこともあります。
また見積もり依頼送信時に、日中は電話対応が難しいため連絡はメールでと付け加えたにもかかわらず、電話で連絡してくる業者も少なからずあります。
電話で引越し業者と話すことが気にならないという方はもちろん、煩わしいやりとりはしたくないという方にもSUUMOはおすすめです。
SUUMOも見積もりフォーム送信画面で見積もりを依頼したい引越し業者が選択できます。業者からの連絡をメールに限定できるという、忙しい方にもおすすめの一括見積もりサイトです。
まとめ
連休で引越し費用が安くなるのは最終日です。
連休最終日の引越しでは、荷解きなど翌日の準備をする時間の確保が難しいため、引越し日としては人気がなく費用が安くなりやすいんです。
ゴールデンウィークでの引越しなら、土日と被らない平日の費用が安い傾向にありますが、帰省ラッシュやUターンラッシュと重ならないよう注意が必要です。
連休の引越し費用を安くするおすすめの方法は以下の通りです。
- 午後便、フリー便を利用する
- 不用品を減らす
- 縁起のいい日をはずす
- 相見積もりをする
特に、一括見積もりをして自分の引越し費用の相場を知ることと、複数業者の相見積もりは業者選びの基本ですよ。
以上、『連休で引越し費用が安いのはいつ?ゴールデンウィークでのおすすめ日』を最後までお読みいただきありがとうございました。
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