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長距離の引越し費用を抑える3つの方法と遠距離で大手が安い理由

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長距離の引越し

長距離の引越しは荷物の輸送距離が長くなる分、輸送コストがかさむので引越し費用全体が高くなる傾向にあります。

転勤などで初めて長距離の引越しを経験される方の中には、引越し業者に提示された見積もりに「なんでこんなに高いの?」と驚かれる方も多いと聞きます。

近距離の引越しではさほど大きな割合を占めない輸送コストが、長距離の引越しでは大部分を占めることになります。

長距離の引越しで大手が強い理由と、長距離の引越し費用を抑える3つの方法をご紹介します。

長距離引越しの輸送手段

地方をまたぐ長距離引越しの輸送手段としては次のようなものがあります。

  • 全国展開している引越し業者の地方便(混載便)
  • 全国に拠点を持つ大手運送業者の路線便
  • コンテナを利用した鉄道輸送や船便

長距離の引っ越しでは、一般的な1車貸切輸送ではなく、他の荷物と一緒に輸送する、鉄道や船を利用する等、輸送手段を変更することで輸送コストを大きく削減することも可能です。

引越し業者の地方便(混載便)

サカイ引越センター、アート引越センター、アリさんマークの引越社など全国展開している引越し大手では、大型車両による地方への定期便を運行しています。

中小規模の引越し業者に多い1車貸切のチャーター輸送に比べ、複数件の引越し荷物を抱き合わせて輸送する大型車両による定期便であれば、格段に輸送コストを抑えることができます。

例えば2トン車両1台分の引越し荷物であれば、10トンの大型車両による5件分の引越し荷物が一括輸送できるのです。

単純に燃料費、高速料金だけを考えてみても、大幅なコストダウンがイメージできるのではないでしょうか。

もしも選んだ引越し業者が全国展開している大手なら、長距離の引越しを安心してまかせて大丈夫と言えるでしょう。

引越し業者地方便のメリット

  • 引越し専門のスタッフがすべての作業を行うため、長距離輸送にありがちな荷物の破損、紛失といったリスクが少ない。

引越し業者地方便のデメリット

  • 何件かの引越し荷物を抱き合わせて輸送する必要があるため、希望通りの日程にならない場合もある。

引越し業者の地方便はこんな方におすすめ

  • 引越し専門業者による安心感を重視したい方。

大手運送業者の路線便

お家とトラックです。

日通、クロネコヤマト、佐川急便など運送大手、宅配大手なども自社で全国への路線便を運航しており、引越しサービスも提供しているため、このような業者を利用するのも賢い選択と言えます。

大手運送業者の場合、全国への路線便をほぼ毎日運行しており、引越し専門業者よりも広いネットワークを持っているため、輸送コストに関しては引越し専門業者よりもさらにパフォーマンスがよいといえます。

ただ、引越し荷物だけでなく一般貨物や宅配貨物との抱き合わせ輸送になるため、何度か積み替えを行い目的の拠点へ向かうケースもあり、荷物の紛失や破損リスクは高まります。

荷物の紛失や破損リスクを抑えるという意味では、容積の決まったカゴ台車1台分でいくらといった荷物の少ない単身向けのプランなどがおすすめです。

1人用の小さな冷蔵庫、洗濯機、布団1組、小さめのダンボール10箱程度は収まる寸法となっているのが一般的です。

このようなプランの場合、カゴ台車ごと輸送するので荷物の紛失や破損リスクは極めて低くなります。

また引越し専門業者では3~4月といった引越し繁忙期には、費用が通常の2倍以上にまで跳ね上がることもありますが、大手運送業者の引越し費用はそこまで大きく変わらないのも特徴です。

大手運送業者路線便のメリット

  • 引越し専門業者より費用が安め。
  • 荷物の少ない単身用のプランがある。

大手運送業者路線便のデメリット

  • 引越し専門業者より荷物の紛失や破損リスクは高め。
  • 引越しに慣れていない作業員にあたることもある。

大手運送業者の路線便はこんな方におすすめ

  • 引越し作業と費用のバランスを重視したい方。

鉄道輸送や船便

JR貨物コンテナです。

JR鉄道貨物コンテナ、もしくは船便コンテナを利用して主要都市間の輸送を行うことで、車両輸送よりもコストを3割程度削減できるメリットがあります。

しかし、コンテナを使用する引越しの場合、業者が荷物を預かってから転居先に降ろすまでには、車両→営業所→コンテナと複数回に渡る荷物の積み下ろしが必要になり、破損や紛失のリスクは高まることになります。

またコンテナ便は引越し荷物とほかの一般貨物との積み合わせで輸送されるケースもあり、どのような輸送スタイルのコンテナを使用するのか業者に確認することが大切です。

多少費用が高くても、コンテナを1つ貸切で使用するのが望ましいといえます。

JR鉄道貨物コンテナ、船便コンテナともに輸送に日数がかかるというデメリットがあります。

JR鉄道貨物コンテナの主要都市間輸送で3~4日、船便コンテナでは1週間以上かかることもあります。

JR鉄道貨物コンテナ、船便コンテナいずれも長距離車両陸送に比べるとコストパフォーマンスは断トツなので、日程が許すのであれば検討する価値は大いにあります。

鉄道輸送や船便のメリット

  • 主要都市間輸送のコストパフォーマンスが断トツ。

鉄道輸送や船便のデメリット

  • 輸送に日数がかかる。

鉄道輸送や船便はこんな方におすすめ

  • 引越し費用の輸送費をとにかく抑えたい方。
  • 引越し荷物の受け取り日に融通が利く方。

まとめ

長距離の引っ越しでは、主要都市間の輸送手段を変更することで、1車貸切輸送と比べて輸送コストをおよそ3~4割ほど削減することができます。

しかしながら、引越し荷物を他の一般貨物と一緒に輸送する、中継地点で積み替えをすることには荷物の破損や紛失リスクといった可能性も高まります。

費用の安さも引越しでは大事な要素ではありますが、輸送手段によっては一般的な1車貸切輸送にはないリスクがあることも知っておきましょう。

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