引越しをするなら費用は安いほうがいいに決まってますよね。
しかし、ひとつとして同じ引越しはないので、ほかの人の引越しと比べることはできないのですが、身近な友人などに『それ高くない?』なんていわれると気になりますよね。
たとえば、次のようなことが後からわかったらどうですか?
- 1日ずらせばもっと安くなった?
- 平日に引っ越せば安かった?
- 下旬をはずせば安かった?
- 1ヶ月ずらせばもっと安くなった?
- 半額以下になる方法があったかも?
実は引越し費用を安くする方法って意外とたくさんあるんですよ。
あらかじめ費用が安くなる時期を知っておけば、できる範囲で引越し日を調整するなど費用の節約につながります。
このページでは引越し費用が安くなる時期、安くなる日とポイントについてご紹介します。
引越し費用が安い時期
引越し費用の安さを考えるとき、いつ引越しをするのかは業者選びと並んで大きく影響する要因です。
なぜなら、引越し費用は需要と供給のバランスで決まるという一面を持っているからです。
たとえば、多くの人が引越しをしたいと思う日には傾向があり、その日に引越しが集中するため引越し業者は強気の料金を提示してくるということになります。
逆に引越しをしたいと考える人が少ない日というのは、料金を下げてでも引越しを受注したいと引越し業者は考えるため値引きに応じやすい傾向にあります。
日程と費用の関係をまとめると、引越し費用は多くの人に人気のある日は高くなり、人気のない日は安くなると考えることができます。
このサイトにも荷物の量や移動距離に合わせて、自分で費用のシュミレーションができる計算機があるので、ぜひ使ってみてください。
引越し見積もりシミュレーションが今すぐできる!概算費用計算機
当サイト(引越しのウラオモテ)の引越し費用計算機は、だいたいの引っ越し料金を計算するシミュレーターです。 引越し屋さんの見積もりと全然違うじゃないか! という結果になることもありますが、引越し侍など無 ...
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引越し費用のポイント
- 人気のある日が高く、人気のない日が安い。
11月の引越しが安いは嘘
11月の引越しが一年で一番安いなんて情報もありますが、調べてみると必ずしもすべての業者で11月の引越し費用が一年で一番安くなるということはありませんでした。
アート、サカイ、アーク大手3社のうち、11月の引越し費用が一年で一番安くなるのはアート引越センター1社のみでした。
11月の引越し費用について、詳しい検証結果は以下のページでご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
11月の引越し費用が一年で一番安いは嘘?大手3社の相場を年間比較
11月の引越し費用相場を調べているのなら、このページはきっとお役に立つはずです! 10月1日を下半期スタートとする企業の人事異動による引越しも終わり、多くの方が年内中に転居をと考える12月にはまだ間が ...
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アート引越センターの引越し費用年間相場
上のグラフは一括見積もりサイト引越し侍から、アート引越センターの長距離引越し料金を単身、家族別にまとめたものです。
企業の上半期スタート、新社会人の就職、学校への入学などで4月に向けた引越しの費用が、3月に爆発的に高騰しているのがよくわかります。
グラフを見ると確かに11月が単身、家族の引越しともに年間相場と比較してもっとも安くなっています。
長距離では定説通り11月の料金が通年で一番安い結果になっていますが、続いて近距離の引越しも見てみましょう。
上のグラフはアート引越センターの近距離引越し料金を単身、家族別にまとめたものです。
年明けで人の動きが止まり閑散期と言われる1月、2月はともかく、GW後の6月などに比べると11月の費用はやや割高感がありますよね。
アート引越センターでは長距離のみ11月が年間で一番安いという結果になりましたが、サカイ、アークでは11月の引越し費用が一年でもっとも安くなるという結果にはなりせんでした。
ポイント
- 11月の引越し費用が年間で一番安くなるわけじゃない。
引越し費用が安いのはいつ?
『費用が安い時期がわかっても、それに合わせて引越しなんかできないよ!』
たしかに費用が安い時期がわかっても、それに合わせて引越しができる人というのは限られるかもしれません。
でも、『週末をはずす』とか『月曜、金曜をばすす』とか、誰でも簡単に実践できる方法で引越し費用を安くすることはできるんですよ。
引越し費用を安くする方法
- 3~4月をはずす
- 土曜よりも日曜を選ぶ
- 週末や祝日よりも平日を選ぶ
- 平日なら月曜と金曜をはずす
- 連休の最終日を選ぶ
- 月末よりも月初を選ぶ
- 縁起の良い日をはずす
3~4月をはずせば引越しは安い
上のグラフはウェブでの『引越し』というキーワード検索の年間推移ですが、1ヶ月前が適当と言われる引越しの見積もり件数が増加するタイミングと重なっています。
4月は新社会人の就職や進学、会社の異動などが重なる時期で、どうしても引越しをしなければならない人が爆発的に増えることになります。
4月からの新生活に合わせて引越しをしたいと考える人が多いため、3月の下旬から4月の第1週あたりにかけて毎年引越しが集中します。
最近では運送業界の人手不足から、繁忙期の引越し受注を制限する会社などもあり『引越し難民』なる社会現象にまで発展するほどです。
しかし、年間でこのわずか2週間ほどの引越し繁忙期だけが、通常の2~3倍という費用の高騰を招いているだけで、安い引越しをしたいのであればこの時期をはずすことが賢い選択です。
繁忙期の引越し注意点
3月、4月の引越しは業者にとっては書き入れ時なのですが、現場の作業員にしてみれば毎日遅くまでの作業にくわえ、休み返上での出勤が重なるつらい時期でもあります。
繁忙期の作業員をスポーツ選手に例えるなら、1ヶ月ほどどんなに疲れていても毎日試合をしなければならないようなものです。
身体の疲労が残ったまま作業にあたることになるので、当然ミスや荷物の破損といったトラブルも増えることになります。
引越しの繁忙期は件数もピークを迎えますが、会社へのクレームや作業事故件数もピークになるという背景があります。
また多くの業者が繁忙期に短期のアルバイト作業員を採用することから、利用者にとっては作業の質の面でリスクがあることは否めません。
繁忙期の引越し作業が実際どのように行われているかは、以下のページで詳しくご紹介しています。
アルバイトや素人引越し作業員が急増する引越し繁忙期の現実
4月は会社の人事異動や就職、学校への入学時期でもあります。 それに合わせて引越しをする方が通年でもっとも多い時期であることから、毎年3月半ばぐらいから4月の初旬にかけては引越しの繁忙期とも呼ばれます。 ...
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費用を安くするポイント
- 3月、4月の繁忙期をはずす。
土曜よりも日曜の引越しが安い
会社や学校を休んで引越しをしようと考える人よりも、週末の休みを利用して引越しをしようと考える人が多いため、引越しは平日よりも土日に集中します。
そして月曜日には通常通りの生活をしたいと考える人が多いため、土曜日に引越しをして日曜日にゆっくり荷解きをする時間が欲しいと考える人が多いのです。
そのため土曜日の午後便やフリー便は特に人気があり、日程も埋まりやすいうえ費用も安くなりにくい傾向にあります。
費用の安さにこだわるなら土曜日ではなく日曜日、さらに日曜日の午後便やフリー便がねらい目です。
ただし日曜日の午後便やフリー便での引越しは、翌日の生活を考えるのであれば忙しい荷解きを強いられることになるはずです。
費用を安くするポイント
- 土曜日よりも日曜日のほうが安くなりやすい。
- 日曜日の午後便やフリー便がねらい目。
週末や祝日よりも平日の引越しが安い
会社や学校が休みの週末を利用して引越しをしようと考える人が多いため、引越しは土日に集中しやすく平日の件数確保は引越し業者にとって課題のひとつでもあります。
また引越し業者が土日祝日の引越し費用について、休日割増をすることは国土交通省によって認められた行為です。
そのため平日の引越しよりも週末や祝日の引越し費用はそもそも高く設定されることになり、安い引越しを考えるのであれば平日の引越しがおすすめといえます。
しかし、平日の引越しにも費用の高い日と安い日があるというのはご存知でしょうか?
月曜と金曜以外の引越しが安い
転居先での新生活を考えるとき、引越し翌日から引越し前と変わらないリズムで生活を始めたいと思う人が大多数です。
引越し先で普段通りの生活を始めるためには、引越し後の荷解きをいかに早く終わらせることができるかにかかっています。
引越しの多くは作業が1日で終わるものですが、何度も引越しを経験している方など引越し後の荷解きの大変さを知っている人は、ゆっくり荷解きをするために週末と平日休みを組み合わせて連休にするケースも多いです。
たとえば金曜日に休みを取って引越しをして土日で荷解きをするケースや、日曜日に引越しをして月曜日に休みを取って荷解きをする方などが多いです。
なので、月曜日と金曜日については需要が高い分、引越し業者が値引きに応じる可能性も低くなるということになります。
引越し費用の安さを考えるなら、月曜日と金曜日以外の平日がねらい目といえるでしょう。
平日の引越しを安くするポイント
- 月曜日と金曜日をはずす。
連休は最終日がねらい目
GWなど大型連休は交通渋滞の懸念があり引越しをしようと考える方は少ないのですが、一年に何回かある三連休などは荷解きをする時間も十分に確保できることから人気の高い引越し日となっています。
引越し作業そのものはほとんどが半日ないし1日程度で終わりますが、転居後のスムーズな新生活は荷解きをいかに効率よく終わらせるかにかかっています。
そのため1日目を引越し作業、2日目を荷解きに充てられる土日や連休というのは引越しにはもってこいの日程になるわけです。
多くの人が連休明けには普段通りの生活をしたいと考えるため、連休の初日、三連休なら初日と中日の引越し需要が高まることになります。
大勢に人気のある日というのは費用が高くなりやすく日程も埋まりやすい傾向にあり、逆に人気のない日というのは費用が安くなりやすく日程も確保しやすい傾向にあります。
特に連休最終日の午後便やフリー便など、転居先での荷解きの時間が確保しづらいプランは費用の安さで見ればねらい目と言えます。
連休の引越しを安くするポイント
- 人気のある初日、中日をはずす。連休最終日がねらい目。
月末よりも月初の引越しが安い
引越し費用は賃貸契約とも連動していて、多くの方が引越しをするのは月末です。なぜなら賃貸契約の多くが前家賃を採用しているためです。
賃貸契約の場合、翌月分の家賃を月末に支払うという形が多いと思いますが、月の途中で引越しが決まってもすでに支払った家賃が戻ってくることはありません。
その理由は多くの賃貸契約で、大家さんや不動産管理会社への退去の連絡が1ヶ月程度前までとなっているためです。
一方新しく賃貸住宅に入居する場合、家賃は入居日からの日割りにしてくれるところや、期間限定で家賃が不要のフリーレントが多く、引越しをする日によって不利になることがありません。
つまり転居先では必要最低限の家賃の支払いで済むものの、現在住んでいる住居にギリギリまで住まないと、支払った家賃分がもったいないと考える人が圧倒的に多いのです。
そのため月末に引越しが集中することになるため、引越し業者もわざわざ安い費用を提示しなくても件数が確保できるという構図が成り立ちます。
引越し費用の安さだけを考えるなら、月初から中旬にかけての引越しが安い傾向にありますが、現在住んでいる住居の支払い済み家賃と引越し費用の総額を比較してみないと、賢い選択と言えるかどうかは微妙なところです。
ポイント
- 賃貸契約の前家賃の関係で月末の引越し需要と費用は高くなる。
- 引越し費用が安くなるのは初旬から中旬まで。
縁起の良い日柄と費用の関係
引越し費用は需要と供給のバランスで決まるため、大安や仏滅といった六曜の日柄も費用に大きくかかわっています。
最近は紙のカレンダーを持たないという人も多く、そのような方の中には『費用が安いなら縁起の悪い仏滅でも構わない』といった日程の選び方をする方も少なくありません。
しかし、何をするにも縁起が良いと言われる大安は、引越し日として現在でも根強い人気があることは変わりません。
たとえば、このサイトでもアンケートを取ったことのある『人気六曜ランキング』では、人気六曜を消去法で選んでもらったところ、以下のような結果になりました。
また、引越しで縁起を気にする方がどのくらいいるのかもアンケートを取ってみたところ、以下のような結果になりました。
引越しで縁起を気にする方は全体の約2割と多くはないのですが、私が営業をしていた当時も大安は手放しでも仕事が入ってくるというイメージがありました。
引越しでは人気のある日の費用が高くなりやすい傾向にあるので、費用の観点からは大安をはずしたほうが安くなりやすいということになります。
多くの方が縁起が悪いと敬遠する『仏滅』も、見方を変えると縁起の良い日にすることができる方法もあったりします。
引越しと六曜の関係については以下のページで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
引越しは大安が吉日?縁起の悪い仏滅はダメな日?|引越しと六曜
大安ってなんすか? 見積もり先で『その日は大安で値引きは厳しいんですよ。』と話した後に、大学生のお兄さんから返ってきたセリフです。 この大学生のお兄さんのように、近年いわゆる六曜の日柄を気にしないで引 ...
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費用を安くするポイント
- 大安など縁起のいい六曜をはずす。
一括見積もりは引越し費用を安くする強力な助っ人
買い物をするときにできるだけ安く買えるお店を探すことはよくありますよね。
特に高額な買い物をするときほど、お店選びは慎重になるんじゃないかと思います。
購入した後にもっと安く買えるお店が見つかったなど、私もネットショッピングではリサーチが足りず後悔することがよくあります。
引越しも同じで最初に選んだ業者が安いとは限らず、買い物をするときと同じようにほかの業者の値段も調べると失敗する確率は少なくなります。
安い引越し業者を簡単に見つけることができるのが一括見積もりサイトです。
一括見積もりサイトを使うと、あなたの引越しをいくらでやってくれるのか、複数業者から『ウチの会社は○○円でやりますよ!』という見積もりをいっぺんに取ることができるんです。
しかも無料で24時間利用することができ、家に居ながらにして見積もりが完結することから、引越しをする多くの方に使われているサービスです。
『あっちのお店では○○円でしたよ』と言えば、目の前のお店が負けてくれるなんてことは普段の買い物でもありますよね。
特に家電量販店などでは『他店のほうが1円でも安かったら言ってください!』などのキャッチコピーをよく見かけます。
引越し費用もおそらくあなたが思っている以上に値切れば安くなるものなんですよ。
一括見積もりを武器にして、ぜひ安い引越し業者を見つけましょう!
おすすめ一括見積もりサイト
このサイトは2004年から運営していて、これまで多くの一括見積もりサイトを見てきましたが、現在自信を持っておすすめできるのはたったの1つ、SUUMO引越しです。
おすすめする見積もりサイトの特徴
- 見積もりが欲しい引越し業者だけを選ぶことができる。
- メールのみで完結。業者から電話がかかってこない。
SUUMO引越し
SUUMO引越しをおすすめする一番の理由は、電話番号の入力が不要なことです。メールだけで引越し業者からの見積もり提示もやり取りも完結します。
一括見積もりサイトを利用すると折り返し業者から連絡が入りますが、対応が早い業者だったりすると見積もり依頼から数分後には電話がかかってくるようなこともあります。
また見積もり依頼送信時に、日中は電話対応が難しいため連絡はメールでと付け加えたにもかかわらず、電話で連絡してくる業者も少なからずあります。
電話で引越し業者と話すことが気にならないという方はもちろん、煩わしいやりとりはしたくないという方にもSUUMOはおすすめです。
SUUMOも見積もりフォーム送信画面で見積もりを依頼したい引越し業者が選択できます。業者からの連絡をメールに限定できるという、忙しい方にもおすすめの一括見積もりサイトです。
まとめ
3月~4月、特に3月下旬から4月の第一週にかけては一年でもっとも引越し費用が高くなる時期です。
この時期の引越しを3月上旬~中旬、4月の中旬以降にずらすことができれば、費用を大きく抑えることができます。
また費用を安くするために誰でも簡単に実践できる方法は以下の通りです。
引越し費用を安くする方法
- 3~4月をはずす
- 土曜よりも日曜を選ぶ
- 週末や祝日よりも平日を選ぶ
- 平日なら月曜と金曜をはずす
- 連休の最終日を選ぶ
- 月末よりも月初を選ぶ
- 縁起の良い日をはずす
- 一括見積もりを利用する
引越し費用を安くする方法がわかったら引越し業者を選びましょう!
電話番号入力なしでOK!
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以上、『引越し費用が安いのはいつ?時期によって変わる引越し相場を知ろう!』を最後までお読みいただきありがとうございました。
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