12月は師走という言葉があるほど一年で一番バタバタしがちで、とにかく年内に片付けておきたい仕事や行事が目白押しなんて方も多いのではないでしょうか。
『ただでさえ忙しいのに引越しなんてしてられないよ』という方が多い反面、新年を新居で迎えたいと考える方も多いのが12月の引越し事情です。
大晦日やお正月は休みに入る業者も多く、引越し予約の状況や費用の相場も気になりますよね。
1月に引っ越したほうがいいのかしら・・・。
12月の引越し費用が高いか安いかを調べているのであれば、このページはきっとお役に立てると思います。
このページでは12月の引越し費用相場と安くなる日程の選び方、12月の引越しで気を付けたい注意点などをご紹介します。
12月の引越し費用相場
費用の目安を公開している引越し業者のホームページは少ないのですが、利用者が業者に支払った料金は一括見積もりサイトの評価ランキングなどで知ることができます。
今回は一括見積もりサイトLIFULL引越しで公開されている利用者の平均料金相場データをまとめてみました。
12月の引越し費用相場は以下のようになっています。
12月の費用平均 | 単身の引越し | 家族の引越し |
近距離(県内) | 34,315円 | 69,435円 |
長距離(県外) | 63,807円 | 107,618円 |
輸送距離が同一県内か県外か、また家族構成がアバウトな設定のため、あくまで目安ということになります。
費用の目安としては荷物の量や輸送距離、引越しの時期を変えて料金の見積もりができる計算機がこのサイトにもありますので、ぜひ使ってみてください。
引越し見積もりシミュレーションが今すぐできる!概算費用計算機
当サイト(引越しのウラオモテ)の引越し費用計算機は、だいたいの引っ越し料金を計算するシミュレーターです。 引越し屋さんの見積もりと全然違うじゃないか! という結果になることもありますが、引越し侍など無 ...
続きを見る
12月の引越し費用が年間で比較すると高いのか安いのか、単身と家族別、輸送距離別に詳しく見てみましょう。
12月の引越し費用を年間相場と比較する
12月に引越し屋さんが忙しいのは、賃貸契約の前家賃との関係から引越し需要が高まる月末とクリスマスが重なる24日、25日ぐらいまでです。
25日を過ぎると徐々に引越しをしようと考える人が減っていき、私の働いていた会社でも30日や大晦日には閑古鳥が鳴いていました。
そんな年の瀬に引越しを考えている方にとっては、年間を通して比較したら12月の引越しは高いのか安いのか気になりますよね。
今回は一括見積もりサイトLIFULL引越しで公開されている利用者が業者に支払った料金データから、12月の引越し費用相場を単身と家族別、輸送距離別にまとめてみました。
12月の単身近距離の引越し費用相場
上のグラフは同一県内への単身の引越し費用平均を年間推移にまとめたものです。
12月の単身近距離の引越し費用平均は34,315円となっています。
9月、10月は企業の人事異動による引越し件数の増加に伴い費用も高くなりがちです。
また11月は年内に引越しを終わらせたいものの、慌ただしい年末を迎えたくないと考える方々の引越しが集中することになります。
11月の引越し費用が一年で一番安いは嘘?大手3社の相場を年間比較
11月の引越し費用相場を調べているのなら、このページはきっとお役に立つはずです! 10月1日を下半期スタートとする企業の人事異動による引越しも終わり、多くの方が年内中に転居をと考える12月にはまだ間が ...
続きを見る
繁忙期となる3月を迎えるまでは12月、1月、2月の3ヶ月は通年で料金が安くなる時期で、特に12月は年間でもっとも価格が安くなっています。
同一県内への単身の引越しなら12月はおすすめということになります。
ポイント
- 同一県内への単身引越しは年間で12月が一番安い。
- 12月の単身引越し(同一県内)費用の相場は34,315円。
12月の単身長距離の引越し費用相場
上のグラフは県外への単身の引越し費用平均を年間推移にまとめたものです。
12月の単身長距離の引越し費用平均は63,807円となっています。
単身長距離の場合、通年で一番安いのが2月で、12月は安くはない時期と言えそうです。
しかし1月と比べると平均で10,000円程度安くなっていることから、単身の長距離なら年内に引越しをするのが得策でしょう。
あわよくば、単身の長距離で一年で二番目に安い月、11月に日程が組めれば相場的には安い引越しができるはずです。
ポイント
- 県外への単身引越しは年明けよりも12月が安い。
- 可能なら1ヶ月早めて11月の引越しがおすすめ。
- 12月の単身引越し(県外)費用の相場は63,807円。
12月の家族の近距離引越し費用の相場
上のグラフは同一県内への家族の引越し費用平均を年間推移にまとめたものです。
12月の家族の近距離引越し費用平均は69,435円となっています。
11月の料金が3月、4月の繁忙期を上回っているのが気になりますが、一括見積もりサイトLIFULL引越しの利用者アンケートのデータをまとめた結果です。
12月と1月に値段の差も少なく、どちらの月を選んでもよさそうです。
データを見る限り、11月の家族の近距離引越し費用は高くなる可能性があると思っていたほうがいいでしょう。
11月の引越し費用が一年で一番安いは嘘?大手3社の相場を年間比較
11月の引越し費用相場を調べているのなら、このページはきっとお役に立つはずです! 10月1日を下半期スタートとする企業の人事異動による引越しも終わり、多くの方が年内中に転居をと考える12月にはまだ間が ...
続きを見る
12月の家族の近距離引越し費用は、年間相場と比べて高くも安くもないといったところでしょう。標準的な料金で引越しできると思ってよさそうです。
ポイント
- 12月の家族の近距離引越しは通年の相場料金。
- 12月の家族の引越し(同一県内)費用の相場は69,435円。
12月の家族の長距離引越し費用の相場
上のグラフは県外への家族の引越し費用平均を年間推移にまとめたものです。
12月の家族の長距離引越し費用平均は107,618円となっています。
12月は1月と並んで家族の長距離引越しがもっとも安くなる時期です。
業者が休みに入る年末年始を除けば、一年で一番安い引越しができる可能性が高いといえます。
ポイント
- 12月の家族の長距離引越しは通年でもっとも安い。
- 12月の家族の引越し(県外)費用の相場は107,618円。
12月の引越しはいつが高い?
12月の祝日に天皇誕生日がありますが、この日が振り替え休日になると土日月の三連休になります。
わざわざ会社や学校を休んで引越しをしようとするより、休みを利用して引越しをしようと考える方が圧倒的に多く、もともと週末には引越しが集中します。
それが三連休ともなると、引越し作業に加えて荷解きにも十分な時間が確保できるため、さらに需要が高まることになります。
そして12月23日という天皇誕生日は飛び連休であっても月末と重なるため、賃貸契約の前家賃との兼ね合いからも引越しが集中しやすいという背景があります。
さらに外資系の企業などではクリスマス休暇を採用しているところもあり、12月の23日、24日、25日あたりからは休暇、祝日、月末といった引越し需要の要因がすべて重なることになります。
そのため年末にかけて業者にとっては年内最後の書き入れ時となります。
引越し業者にとっての書き入れ時は、利用者にとっては費用が高くなる時期です。
12月の引越しは23日から高くなると覚えておきましょう。
ポイント
- 天皇誕生日が振り替え休日になると費用は高くなる。
- 12月の引越しは23日から年末にかけて高くなる。
12月の引越しはいつが安い?
賃貸契約の前家賃の関係から、月の上旬から中旬にかけて引越しをしようと考える方は少ないため、12月の引越しも下旬をはずせば費用を抑えることができます。
また23日の天皇誕生日が振り替え休日になり土日月の三連休になった場合、連休で唯一料金が安くなるのは最終日の24日です。
ポイント
- 天皇誕生日が振り替え休日で三連休になったら最終日がねらい目。
引越し需要の高い連休ですが、翌日の準備をする時間の少ない連休最終日は人気がないため費用が安くなりやすいんです。
12月の引越し費用を安くする具体的な方法を見ていきましょう。
12月の引越し費用を安くするには?
年末に慌ただしく引越しをしたくないと考える人と、新年を新居で迎えたいと考える方が交錯するのが12月の引越し事情です。
12月の引越し件数自体は年間と比べても多くはないのですが、年末にかけて休みに入る業者も増えてくるため、業者の数が需要に対して減ることが引越し費用が安くなりにくい要因になっています。
12月の場合、天皇誕生日という祝日もあり、月末の引越し需要がほかの月よりも少し早めにやってくるというイメージです。
そんな12月の引越し費用を少しでも安くする具体的なポイントを見ていきましょう。
12月の引越し費用を安くするポイント
- 天皇誕生日が振り替え休日ならねらい目
- 年末をはずす
- 週末をはずす
- 平日の火水木曜を選ぶ
- 縁起のいい日をはずす
- 日程と時間を業者に合わせる
天皇誕生日が振り替え休日ならねらい目
12月23日の天皇誕生日は年によって単独の祝日になったり、日曜と重なると月曜日が振り替え休日となる連休となることもあります。
土曜日が休みの人にとって年内最後の三連休は格好の引越し日和となりますが、その分人気も高く業者も強気の営業をかけてくることになります。
連休で引越しに人気があるのは初日、もしくは中日です。最終日は翌日からの新生活に備える準備を万全にしたいと多くの方が考えるためです。
そのため連休初日や中日の引越し料金は下がりづらく、最終日は安くなりやすいという傾向にあります。
特に連休最終日の午後便、フリー便といった作業終了時間の読みづらいプランは、転居先で当日中に荷解きが終わらないリスクもあり人気がありません。
そのぶん交渉次第で費用が安くなりやすいため、天皇誕生日が振り替え休日なら最終日がねらい目と言えます。
費用を安くするポイント
- 天皇誕生日が振り替え休日なら最終日が安くなりやすい。
- 最安値なら連休最終日の午後便、フリー便がねらい目。
業者が休みに入る年末をはずす
賃貸契約の前家賃の関係から、月末の引越し需要が高まるのは12月に限ったことではないのですが、12月の月末は年末とも重なる特殊な月です。
引越しは月の中旬以降増え始め、月の最終週末にピークを迎えるのが一般的です。
しかし、12月の最終週末が30日、31日の大晦日と重なる年などは少し事情が変わり、引越しのピークは最終週末より1週間前の土日となります。
これは12月30日、31日のいずれかが土日に重なると年末年始の休みに入る業者が多くなるためです。
12月も25日を過ぎたあたりから徐々に引越し件数も減り始め、業者によっては限られたスタッフで作業にあたるところもあります。
この時期にアルバイトを積極的に採用する業者はないため、少ない作業員で多くの件数をこなすことになります。
その結果、年末の業者にとっては忙しい繁忙期のような状態になることもあり、費用を下げづらいという背景があるのです。
費用の安さを第一に考えるのであれば、12月の引越しは年末をはずすことです。
費用を安くするポイント
- 引越し業者が忙しくなる年末をはずす。
週末をはずす
引越しで人気のある日程は、自分がいつ引越しをすれば楽かを考えるとわかりやすいのですが、会社や学校の休みを取ることなく、転居先で翌日の準備がしやすい日です。
つまり、多くの方が土曜、日曜といった休みを利用して引越しをしようと考えることになります。
可能であれば週末をはずすのが、一番手っ取り早く費用を安く抑えるコツです。
費用を安くするポイント
- 多くの人が利用したいと考える週末をはずす。
土曜、日曜ならどっちが安い?
引越しプランでもっとも人気があるのは午前便ですが、一般にその日の夕方には荷解きをすることができ、翌日からの新生活に備える時間が確保できるからです。
土曜、日曜で比較すると、日曜日丸一日を荷解きや新生活の準備に充てられる土曜日のほうが人気があります。
特に引越しをしたその日に荷解きや翌日の準備が終わらなくても、翌日の日曜を丸一日荷解きや翌日の準備に使える土曜日の午後便、フリー便は人気が高いです。
また土曜日は休みでなくても日曜日は休みという方も多いため、日曜日の引越し料金は高めの傾向にあります。
しかし、日曜日の午後便、フリー便については作業の終わる時間が読みづらく、荷解きや翌日の準備ができるかが微妙なため費用は下がりやすいといえます。
費用の安さを第一に考えるなら土曜より日曜、特に日曜の午後便、フリー便がおすすめです。
費用を安くするポイント
- 土曜より日曜が安く、特に日曜の午後便、フリー便はおすすめ。
平日の火水木曜を選ぶ
週末の引越し需要は高く、費用も高くなりがちなのは多くの人が休みを利用して引越しを済ませたいと考えるからです。
では平日の引越しなら料金は安いのかというと、必ずしもすべての平日が安くなるとは限らないんです。
たとえば、土日のいずれか1日しか休みがない人の中には、金曜か月曜に休みを取り2日間を使って引越しをする人も多いんです。
また土日の両方とも休みの場合、金曜か月曜に休みを取り3日間を引越しに充てるという人もいます。
多くの引越し作業そのものは1日で終わりますが、その後の荷解きと翌日から普段通りの生活をするための準備をする時間を確保するために、週末に絡めて休みを取る人も多いんです。
休みを取って引越しするパターン
- 金曜日に休みを取って引越し、土日2日で荷解きと新生活の準備をする
- 土日のいずれかで引越し、月曜日に休みを取って荷解きと新生活の準備をする
- 土日でなんとか荷造りして、月曜日に休みを取って引越しと荷解きをする
引越し日の翌日が休みなら、荷解きをする時間も転居先で普段通りの生活を始める準備をする時間も丸一日あり、理想的な引越しのスタイルではないでしょうか。
また、作業時間が読みづらい午後便やフリー便を利用しても翌日に荷解きをすればいいため、慌ただしい新生活を迎えるということがなくなります。
このような背景があることから平日の引越しでは月曜と金曜の需要が高く、費用も安くなりづらいということになります。
平日に引越しをするなら費用が安くなりやすい火曜、水曜、木曜がおすすめです。
費用を安くするポイント
- 平日の引越しは需要の高い月曜、金曜をはずす。
- 費用が安くなりやすいのは火曜、水曜、木曜。
縁起のいい日をはずす
スケジュール管理に紙のカレンダーをあまり使わなくなった現在では、引越しでも若い世代を中心に六曜といった縁起を気にする人は減りつつあります。
しかし、結婚式や引越しなどをめでたい行事と考える人は現在も多く、『大安』の引越し人気はいまだ健在と言えます。
大安での引越しを望む人も多いことから、大安の日は費用も安くなりづらいという傾向があります。
このサイトでも『引越しで六曜を気にしますか?』というアンケートを取ったことがありますのでご紹介します。
アンケートを見る限り、引越しで縁起を気にする人は全体の約2割ですが、これを多いとみるか少ないとみるか・・・。
私の営業マンとしての経験では、大安の日が高いというよりも『あえて値引きをしなくても大安を選ぶ人は選ぶ』といった印象です。
六曜には大安のほかにも『仏滅』や『赤口』など引越しに向いた日柄があったり、縁起の悪い日を縁起の良い日に変える方法なんていうのもあったりします。
引越しと六曜の関係については以下のページで詳しくご紹介していますので、縁起を気にするという方はぜひご覧になってみてください。
引越しは大安が吉日?縁起の悪い仏滅はダメな日?|引越しと六曜
大安ってなんすか? 見積もり先で『その日は大安で値引きは厳しいんですよ。』と話した後に、大学生のお兄さんから返ってきたセリフです。 この大学生のお兄さんのように、近年いわゆる六曜の日柄を気にしないで引 ...
続きを見る
費用を安くするポイント
- 費用が安くなりづらい大安をはずす。
- 縁起の悪い仏滅や赤口を選ぶ。
日程と時間を業者に合わせる
荷物の多い大きな引越しや輸送距離の長い引越しなどでは、1台のトラックが1日に1件の引越しだけを終えて会社に帰ることもあります。
しかし、1台のトラックが1日に数件の引越しをするというのが多くの業者では一般的なスタイルです。
そのため1件目の引越しを終えた後、2件目の現場が近かったり、会社への帰路にある現場だったりすると会社としては都合がいいわけです。
そのような業者の都合に合わせるプランが午後便、フリー便と呼ばれるものですが、業者にとって都合がいいぶん利用者にはお得な設定になっています。
たとえば、午前便として行った場合と同じ規模の引越しを、午後便やフリー便にした場合、費用が半額程度にまで安くなることも珍しくありません。
ただ、時間のかかる大きな引越しではそもそも午前便しか選べなかったり、業者の日程に合わせる必要があるため、希望する日時での引越しができない可能性もあります。
午後便、フリー便については以下のページで詳しくご紹介していますので、ぜひ併せてご覧になってみてください。
安い引越し午後便(フリー便)費用のからくり|午前便との違い
コストパフォーマンス重視の利用者から安いと評判の引越し午後便(フリー便)。 自分の引越しも午後便にしようかしらと気になりますよね。 人気の午後便、その安さの秘密はどこにあるのでしょうか。 午前便と午後 ...
続きを見る
また午後便、フリー便は業者の当日のスケジュール次第で作業開始時間が変わるため、作業時間が読みづらい、作業が夜になる可能性もあるなどデメリットもあります。
しかし、12月は年末を除けば業者が忙しい時期は週末などに限られるため、3月、4月の繁忙期のように午後便、フリー便の作業が深夜に及ぶということは少ないはずです。
費用の安さを考えるのであれば、午後便、フリー便利用の価値は大いにあるといえます。
費用を安くするポイント
- 年末以外なら午後便、フリー便がおすすめ。
12月の引越しで気をつけること
12月の引越し注意点
- 大晦日は業者も早仕舞い
- クリスマスが引越しのピーク
- トラブル、クレーム対応が年明けになることも
- 年末年始は業者が見つからないことも
大晦日は業者も早仕舞い
12月30日、31日といった年末に引越しをしようと考える人が少ないことから、業者の中にはこの時期から休みに入るところや年明けまでスタッフの数を減らすところもあります。
また作業員の日頃の労をねぎらうには、仕事が少なく閑散とした年末がちょうどいいこともあって、30日、31日の仕事終わりに『打ち上げ』や『忘年会』を開く業者も多いです。
私の勤めていた会社でも毎年12月30日が仕事納めで、その日は『○○時までに帰ってこい』と忘年会ありきのスケジュールが組まれていたものです。
当然作業員の中には『ちゃちゃっと仕事を終わらせて早く飲みに行こうぜ!』的な考えを持って仕事にあたる者もあり、丁寧さで言えばこのような日の作業は雑になります。
特に大晦日などは作業員の中にはすでにお正月モードに入っている者もおり、早く帰ることだけを考えているような者も出てきます。
実際業者の中には大晦日には引越しを取らずに営業所の大掃除をする日としているところもあり、時間のかかる規模の大きな引越しを大晦日に行うのは難しい業者が多いはずです。
ポイント
- 大晦日の引越し作業は雑になりやすい。
- 大晦日に大きな引越しをするのは難しい。
クリスマスが引越しのピーク
クリスマスは休日ではないので費用が高くなるということはありませんが、外資系の企業などではクリスマス休暇を採用するところも少なくありません。
そのためクリスマス休暇を利用して引越しをしようと考える人も多く、クリスマスが週末と重なったりするとさらに引越し需要が高まることになります。
また、23日の天皇誕生日が日曜に重なり、月曜が振替休日となって土日月の三連休になったりすると、やはり同じように引越し需要は高まります。
加えて、賃貸契約の前家賃支払いの関係から引越しの集中する月末とも重なり、クリスマスシーズンは12月の引越しのピークともいえます。
12月も25日を過ぎたころから年内の引越しよりも年越しに備えたいと考える人が増えるため、引越し件数は減り始めます。
しかし、年末にかけては休みに入る業者も出始め、引越し件数は少なくても対応できる業者が少ないため費用が高くなりやすい傾向にあります。
ポイント
- 12月の引越し需要はクリスマスがピークで費用も高くなりやすい。
トラブル、クレーム対応が年明けになることも
作業中に荷物の破損、紛失、家の壁や床へのキズなど事故があった場合、現場の作業員とのやりとりで補償や問題を解決することはまずありません。
引越しのトラブルは担当の営業スタッフが話し合いの窓口になって、事後の折り合いをつけることになります。
しかし、年末の引越しなどでトラブルが起きた場合など、業者が休みに入ることから年内に解決することが難しいケースもあるものです。
特に冷蔵庫や洗濯機など生活必需品を破損されてしまうと、日常生活に支障が出てしまうかもしれません。
業者によっては年明け1週間程度を休むところもあり、年末の引越しは事故後の話し合いも遅くなると覚えておきましょう。
また引越しが終わった後に『荷物が壊れていた』『荷物がない』ことに気づいた場合、3ヶ月以内に業者に申告しないと業者の補償責任は消滅します。
引越しトラブルや業者の補償範囲については以下のページで詳しくご紹介していますので、併せてご覧いただきたいと思います。
引越しの貨物(荷物)保険の適用と補償範囲について
引越しは多くの家具や荷物を家の中から運び出し、トラックに積み込んで長距離を輸送し、新しい家に運び込むという大変な作業です。 その間、家具や荷物は引越し作業中の落下や、輸送中の振動や衝撃といった過酷な条 ...
続きを見る
引越しトラブルと相談先|荷物の破損・キズ・紛失など
「形あるものは壊れる。」ということわざもありますが、引越しというのは一度に多くの形あるものを移動する大変な作業です。 運ぶ荷物の量に比例して引越し作業員が家具にキズをつけてしまったり、壊してしまったり ...
続きを見る
ポイント
- 年末の引越しトラブルは年内に解決しないケースが多い。
年末年始は業者が見つからないことも
祝日の天皇誕生日とクリスマス、さらに月末が重なる年末は年明けを新居で迎えたいと考える人の引越しが一気に集中することになります。
12月以外の月では月末に近づけば近づくほど引越し件数は増え、業者にとっては稼ぎ時となります。
しかし、12月は業者も年末年始の休みに入るため、年末や年明けの引越しは積極的に受注しない傾向にあります。
そもそも年末やお正月に引越しをしようと思う人は少なく、業者も長いところだと1週間程度の休みに入るところもあります。
この時期の作業はアルバイトを一切使わず、正社員のみなど最低限のスタッフで回す業者も多く、少ない人員ですべての引越しを行うことから費用も安くなりづらい背景があります。
また少ない作業員でこなせる引越し件数には限りがあり、年末年始に引越しをしたくても業者が見つからないということも少なくありません。
12月に引越しをするのであれば、需要も費用も高くなる23日より前がおすすめです。
ポイント
- 年末は業者が見つからないこともある。
- 23日より前の引越しがおすすめ。
12月の引越し費用は相見積もりで安くなる!
簡単に複数の業者比較ができるネット見積もりが普及した現在、業者も利用者があらかじめ相見積もりをすることを前提に費用の提示をしてきます。
つまり、引越し業者が最初から『これ以上安くできない』という見積もりを出すことはないと思ったほうがいいです。
言い換えると、いくつかの業者の見積もりを比べることなく1社の見積もりのみで契約をするというのは、相場よりも高い価格で業者を選ぶことになりほぼ確実に損をすることになります。
これは12月に限ったことではなく、ほかの月も同様で現在引越し業者を選ぶとき一括見積もりサイトを使わない人のほうが少ないです。
なぜなら、一括見積もりサイトは複数の業者の見積もりが取れることから、業者を選ぶツールとしてだけではなく、自分の引越し費用の相場を知ることができるツールでもあるためです。
ただ、無料で便利なのはわかっていても一括見積もりサイトの利用に次のような不安を持つ方も少なくありません。
見積もりサイトのココが不安
- 見知らぬ業者から大量のメールが送られてくるんじゃないか。
- ひっきりなしに業者から電話がかかってくるんじゃないか。
たしかにサイトによっては10通ものメールが業者から届いたり、短時間の間に電話が集中してかかってくるというところもあります。
また複数の見積もりサイトを同時に利用したりするとメールや電話の量も増えるため、人によっては迷惑メール、電話攻撃という印象を受けるかもしれませんね。
おすすめ一括見積もりサイト
このサイトは2004年から運営していて、これまで多くの一括見積もりサイトを見てきましたが、現在自信を持っておすすめできるのはたったの1つ、SUUMO引越しです。
おすすめする見積もりサイトの特徴
- 見積もりが欲しい引越し業者だけを選ぶことができる。
- メールのみで完結。業者から電話がかかってこない。
SUUMO引越し
SUUMO引越しをおすすめする一番の理由は、電話番号の入力が不要なことです。メールだけで引越し業者からの見積もり提示もやり取りも完結します。
一括見積もりサイトを利用すると折り返し業者から連絡が入りますが、対応が早い業者だったりすると見積もり依頼から数分後には電話がかかってくるようなこともあります。
また見積もり依頼送信時に、日中は電話対応が難しいため連絡はメールでと付け加えたにもかかわらず、電話で連絡してくる業者も少なからずあります。
電話で引越し業者と話すことが気にならないという方はもちろん、煩わしいやりとりはしたくないという方にもSUUMOはおすすめです。
SUUMOも見積もりフォーム送信画面で見積もりを依頼したい引越し業者が選択できます。業者からの連絡をメールに限定できるという、忙しい方にもおすすめの一括見積もりサイトです。
12月の引越し費用相場のまとめ
12月の引越し費用相場を単身、家族別、輸送距離別にまとめると以下のようになりました。
12月の費用相場 | 単身の引越し | 家族の引越し |
近距離(県内) | 34,315円 | 69,435円 |
長距離(県外) | 63,807円 | 107,618円 |
12月の引越し料金が年間でもっとも安かったのは、単身の近距離と家族の長距離です。
通年の相場と比較すると、11月は高く1月は安いということもわかりました。
可能であれば時期をずらすなども、引越し費用を安くする一番簡単な方法です。
12月の引越し費用相場がわかったら安い引越し業者を探しましょう!
電話番号入力なしでOK!
▼
以上、『12月の引越し費用相場は安い?クリスマスや年末年始って関係ある?』を最後までお読みいただきありがとうございました。
このページが役に立ったらシェアしていただけると嬉しいです!