引越し当日は直前まで使用する日用品などの整理や転居先での荷物の整理など、やらなければならないことが山ほどあります。
引越しをスムーズに終えるためには、あらかじめ引越し当日の流れをイメージしておくといいでしょう。
引越し業者が到着する直前まで荷造りに追われるようなことにならないよう、引越しの準備には余裕を持って臨みたいところです。
引越し業者が来る前に
引越し作業中は落ち着いて食事をとる時間がない場合がほとんどです。
作業が始まる前にしっかり食べておきましょう。
食器、洗面用具、布団など引越し当日も使うものの荷造りも再度見直しておくようにします。
午前の引越しでは、8:00~10:00スタートとする業者が多いですが、事情がある場合には調整してもらいましょう。
午後便(フリー便)の場合には、おおよその到着時間を業者から連絡してもらうようにしておくと時間が有効に使えます。
通帳、印鑑、現金などの貴重品は持ち歩くか、かばんなどに入れて引越し作業の邪魔にならない場所にまとめておくようにします。
また、家具の配置などを記入した転居先の間取り図を作成しておくと、引越し作業がスムーズに進みます。
違法駐車の多い地域などでは引越し車両の駐車場所確保など、事前の対策が必要な場合があります。
またアパートやマンションの管理人さんにも連絡することで便宜を図ってくれることも多いので、こういった連絡は密にしておくといいでしょう。
引越し作業を始める前に
引越し業者が到着したら、まず作業責任者と詳細を打ち合わせます。
荷物の量や転居先の家具の配置などによっては積み込みの手順が異なってくる場合があるからです。
あらかじめ作成した転居先の間取り図などがあると便利です。
通常はダンボールや小さな荷物をトラックの前に、家具など大きな荷物を後ろに積み込んでいきます。
転居先で家具など大きな荷物から場所を決めていく必要があるからです。
1台積み切り契約などの場合には大きな荷物は必ず積んでもらうようにします。
また自分で運ぶ荷物や廃棄処分するなど、転居先に持っていく必要の無い荷物がある場合には注意が必要です。
知らないうちに引越し車両に積み込まれてしまうことのないよう、作業開始前に作業員と打ち合わせておく必要があります。
荷物に易損品や高価品がある場合には、必ず作業開始前にその旨を伝えます。
搬出前に作業員が見つけた家具のキズなどは、確認に呼んでもらうようにしておくと、あとから「キズがついた。」、「もとからついていた。」といったトラブルにならずにすみます。
また作業中の引越し作業員には話しかけづらいイメージがあると思いますが、作業員の側からするとそんなことはありません。
家具の配置など、あとから移動することが困難になる前に、作業員とは積極的にコミュニケーションを取りたいものです。
積込作業が終わったら
ベランダ、押入れ、天袋など荷物の積み残しがないか、自分でもひと通りチェックします。
掃除機は残しておいてもらい、最後に軽く掃除してから掃除機を引越し車両に積み込んでもらうのもひとつの手です。
飛ぶ鳥跡を濁さず・・・。
ゴミは転居先で捨てるようにしたいものです。
引越し車両の出発前に転居先の住所と到着予定時刻を確認しておきます。
運転手の携帯電話番号を聞いておくと何かあった場合に便利です。
引越しがお昼をまたぐ場合には途中で食事をすませておきましょう。
引越し業者の食事については特に気にする必要はありません。
輸送距離にもよりますが、通常、電車やバスでの移動の方が引越し業者のトラックよりも早いです。
慌てて移動する必要はありませんが、途中不動産屋などに寄る場合にはその旨を引越し業者に伝えておくようにします。
○○時に転居先で待ち合わせ、というのもいいでしょう。
引越し車両への同乗は引越し業者によっては可能な場合がありますが、 保険と責任の問題で認められていないところがほとんどです。
また石油ストーブの燃料など引火性の強いものを引越し業者が運ぶことは禁止されていますから、事前に処分しておくようにしましょう。
転居先にて
転居先では荷物の搬入作業を始める前に、廊下の曲がり角や壁などにキズがつかないよう、プラダンや巻きダンボールを使った養生という作業をしてもらいましょう。
大きな家具や荷物の少ない場合には省かれることもありますが、新築の場合やマンションなどによっては管理人から求められる場合もあります。
大きな家具というのは一度設置してしまうと移動することが困難になるので、充分に検討したうえで設置してもらいましょう。
移動したい場合には他の荷物で移動できなくなってしまう前に、できるだけ早く引越し作業員に相談するようにしたいものです。
荷造りしたダンボールにはあらかじめ行き先を記入しておくと、引越し作業員にひとつひとつ指示する手間が省け搬入作業がスムーズに進みます。
引越し作業が終わったら
荷物の降ろし忘れがないか確認する確実な方法は、引越し車両の荷台が空になっているか見せてもらうことです。
本棚や食器棚の棚板、ダボやガラスなどすべて揃っているか確認しましょう。家具にキズがついていないかも確認します。
通常使用していてついてしまうようなスリキズ程度は、一度に大量の物を動かす引越しではある程度仕方のないものです。
へこみや角のつぶれなどは引越し作業のミスが考えられます。
作業責任者と一緒にすべての家具をチェックすることをおすすめします。
家具や荷物に破損やキズなどが見つかった場合には、作業責任者と一緒に確認します。
現場では事後の対応について返答できないケースも多く、そのような場合には担当の営業マン、引越し業者の事故係といった部署が対応することになります。
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