以前は子供が楽しそうに学校での出来事を話していたのに、最近は学校や友達の話をしなくなったなぁと感じることはありませんか?
それはもしかしたら、お子さんがいじめに合っている兆候かもしれません。
いじめに合った経験は子供の人間性や将来を大きくゆがめかねない重大な問題です。
取り返しのつかない事態に発展する前に、適切な解決をすることが親の責任でもあります。
このページでは、子供の環境を変えることもいじめの解決方法のひとつだということをご紹介します。
最初に知っておいてほしいこと
本当はいじめる側が悪いのに、「いじめられる方にも何かしらの原因があるのでは?」なんて言い方をされたりしたことはありませんか?
どう考えたって、ひとりを多人数がいじめる行為は、いじめる側が悪いに決まってます。
いじめはいじめられる側が我慢強ければ強いほど、どんどんエスカレートしていくものです。
また、自分がいじめられないように、いじめる側に加わるなんて悲劇に発展する前に解決しないと、本人だけでなく家族など周りの人をも不幸にしかねません。
物が盗まれるとよく「盗られるような置き方をしたほうが悪い」と言われます。
私が職場で財布を盗まれた際に届け出た警察でも、おなじようなセリフを言われた経験があります。
しかし、本当に悪いのは他人のものを盗んだ人間であることは間違いありません。
いじめもまったく同じです。
いじめる側が悪いのであって、いじめられる側には一切の非はないはずです。
なので、お子さんにはなんの問題もないという強い自信を、親御さんにはお持ちいただきたいと思います。
いじめに合うのは優しい人
親や家族など身近な人に心配をかけさせたくないと考える子供ほど、いじめられていることを周囲に明かさないため、なかなか実態がわからないまま長期のいじめに合っているケースがとても多いものです。
自分のことを第一に考える子供の場合、自分が不利益を被ろうとするとき、第三者の助けを借りようと泣いたりわめいたり、すぐさま大騒ぎをするものです。
つまり、いじめる側にとってはリアクションがわかりやすいため、いじめても面白みがないということになります。
身体的な暴力、言葉の暴力、物を隠されたりといういじめを受けても、ただ黙って耐えるという我慢強い子供ほど、いじめる側にとってはいじめがいがある人ということになります。
人を悪く思うのではなく、「自分が我慢すればいいんだ」という他人思いの優しい子供ほど、いじめる側にとっては格好のターゲットとなる可能性が高いのです。
いじめはエスカレートする
いじめは一度ある状況を受け入れると、それ以上になることはあってもそれ以下になることがありません。
最初はトイレに入るとほうきで下からつつかれていた遊び半分程度の行為が、やがて上からバケツで水をかけられるなどという過激な行為に発展することは学校で実際に起きているいじめのひとつです。
「お前とは一緒に遊ばない。」などど直接言われるのはまだいいほうで、クラス全員が口をきいてくれないなんて精神的苦痛を与えるいじめも存在します。
いじめは子供だけでなく、社会人になっても遭遇する可能性のあるものです。
社会人であれば会社なり働く場所を変えることが一番の解決方法ですが、子供が通う学校を変えるというのは学区の問題もあり難しい一面があります。
いじめの兆候
元気な声で「ただいま!」と帰宅していたこどもが、帰るなり無言で自分の部屋にこもるなどというのは顕著ないじめの兆候です。
学校での出来事を話さない、外へ遊びに出かけないなど、子供が友達の話をしなくなったなぁと感じたときは、ぜひ「学校で何かあった?」などと声をかけてあげることが大切です。
いじめがエスカレートすると「お金を持ってこい。」などという金銭的な負担を要求されるいじめに発展することもあり、子供が普段とは明らかに違うお小遣いを要求してきたりするときは要注意です。
家庭環境にもよると思いますが、ご飯を食べているときの口数が明らかに普段より少ないときも、学校で何かあったのではと気にするべきでしょう。
いじめの兆候は思い過ごしであればいいのですが、明らかに子供の行動が変わったと感じるときは、仲の良い友達の親御さんに学校や友達関係で何かなかったか聞いてみることなども時には必要な対処法です。
いじめる側は変わらない
いじめる側というのは、それまでの人生経験からいじめという行為を起こさせるので、他人が注意したところでいじめをやめることはまずありません。
いじめ行為をする子供の親に「やめさせてほしい」と訴えたところで、その子供の考え方が根本的に変わることは少なく、逆にいじめがさらにエスカレートすることすらあります。
「親に言いつけやがったな!」と、より一層周囲を巻き込んでのいじめをエスカレートさせるような子供もいるのです。
なので、いじめ行為をしてくる子供に自分の子供を近づけないことが、もっとも適切な解決方法なのですが、親が一緒に学校についていくわけにもいきません。
自分の子供をいじめから守りたいのであれば、根本的な環境を変えることもぜひ考えてみてほしいと思います。
いじめ解決策としての引越し
いじめる側が悪いのに、いじめを受けている方が逃げるように引越しをするなんておかしいと考える方もいるかもしれません。
はたして、いじめから逃げるために引越しをすることが悪いことでしょうか。
命に対する認識がまだ完全にできていない子供の中には、いじめを苦に自らの命を絶ってしまうという行動に出る子供もいます。
いいとか悪いとかの前に、子供のことを一番に考えるのであれば、いじめの要因を排除してあげるのが親の責任ではないかと思います。
離れたところに暮らす親戚の家に子供を預かってもらう、家族で引越しをするというのもいじめ解決策のひとつです。
自分、もしくは家族を危険にさらす環境から遠ざかるのは、逃げるのではなく当たり前の行動です。
引越し先でもいじめられる?
いじめというのは不思議なもので、あるところにはありますが、ないところにはまったくないものです。
いじめの存在を知っていても、見て見ぬふりをする教師がいると、学校でのいじめは蔓延します。
中には教師もいじめに加わっていたなどという事例もあるぐらい、学校でのいじめは少なくありません。
正義感にあふれたこども、普通に悪いことは悪いと口にすることができるこどもが少しでもいれば、いじめはなかなか起こりにくいものです。
いじめから逃れるための引っ越しは、本来の暮らしを取り戻すための行動なので、ぜひ前向きにとらえてほしいと思います。
部屋探しもできる引越し見積もりサイト
子供がいじめを受けているとわかったら、今すぐにでも子供を苦痛から解放してあげたい。
私なら、そう考えます。多くの方が同じように考えるはずです。
しかし、すぐに引越しができるという方はなかなかいないと思います。
引越し先を探す必要もありますし、転校の手続き、役所への届け出、ライフラインの住所変更、引越し業者探しも然りです。
せめて、引越し業者選びだけでも簡単に済ますことができれば、だいぶやることが減るんじゃないかと思います。
やらなければいけないことが多く忙しい時こそ、引越し業者を探してくれるネットの一括見積もりサイト利用をぜひ検討してみてください。
ぜひ、子供を生き生きとした本来の姿に戻してあげられる新天地を見つけてほしいと思います。
以上、『いじめの解決策としての引越しはあり?なし?逃げることは悪いこと?』を最後までお読みいただきありがとうございました。
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