不用品を処分すると引越し費用が安くなるって知ってました?
引越しの準備で不用品の整理をしていると、同居している母親も刺激を受けたのか、何やら押入れの中から色々と引っ張り出してきました。
『もう使わないんだよねぇ』と捨てようとしていたのは、かつて母親の趣味だったししゅうの道具と刺しゅう糸。
30~40年ほど前に使ったきりで押入れに眠っていたようです。
18cmのししゅう枠がひとつ、12cmのししゅう枠がふたつありますが、12cmのししゅう枠のうちひとつは固定金具が欠品しています。
ししゅう糸はビニール袋にひとまとめになっているのですが、ざっと見たところ100色以上はありそうです。
ししゅう枠はともかく、ししゅう糸は欲しい人がいるだろうからと、私が引き取ることにしました。
ただ、ししゅう糸は数が多すぎて、使用したものと未使用のものの選別に時間がかかりそうなので、中古のししゅう枠に需要があるのか調べてみました。
結果、年代物の18cmと12cmのししゅう枠合わせて3つが、ヤフオクで260円で売れました。
不用品がお金に換わるということにもメリットはありますが、不用品を処分すると引越し費用が安くなるんです。
不用品を処分すると引越し費用が安くなる理由
引越しの際、業者に家の中の荷物全部を運んでもらうという方が多いんじゃないかと思います。
でも、業者に運んでもらう荷物すべてが新居で本当に必要なものなんでしょうか。
たとえば、今回のししゅう枠。
母親が使うことはもうないし、私の家族でししゅうをするものもいないんです。
要は持っていても誰も使わない不用品ということになります。
ししゅう枠自体はとても小さなものですが、このような不用品は探せば家の中から結構出てくるんじゃないでしょうか。
小さな不用品が大きな不用品になることも
使わないものって、結構一か所にまとまっていたりしませんか?
たとえば押入れだとか、決まった引き出しだとか・・・。
私がよくやってしまうのが、仕事で座る椅子の横にあるキャビネットの引き出しに、なんでもかんでもとりあえずしまってしまうこと。
4段あるキャビネットの引き出しすべてが、下の写真のようにほぼガラクタで埋まっています。
あとはタンスを開けたらほとんど着ない洋服ばっかり、なんていうのも良くありますよね。
ガラクタもほとんど着ない洋服も、ひとつひとつは小さな不用品なんですが、気づくとキャビネット全体を独占してしまったり、タンスを丸ごと占領していたりといったことになります。
つまり、小さな不用品が大きな不用品になってしまうこともあるんです。
タンスという大きな家具なら、運ぶか運ばないかで引越し費用が変わってくるというのはイメージできるんじゃないでしょうか。
引越し費用のしくみ
そもそも引越し費用がどのようにして決まるか知っていますか?
もちろん、いつ引越すのか、一軒家なのか、マンションなのかといった作業の条件でも費用は変わるものです。
しかし、基本的に引越し費用は運ぶ荷物の量と輸送距離で決まるんです。
輸送距離を変えることはできませんが、業者が運ぶ荷物の量を減らすことができれば費用を安くすることができるんです。
荷物を減らすとどれぐらい費用が変わるのか、このサイトにもシュミレーションできる計算機がありますので、ぜひ使ってみてください。
引越し費用の概算見積もりが自分でできる!だいたいの引越料金計算機
荷物の量を減らす簡単な方法は不用品を処分すること
引越し業者が運ぶ荷物の量を減らせば費用が安くなるのはわかっても、荷物を減らすのってそう簡単にはできませんよね。
でも、荷物を減らす簡単な方法はあるんですよ。
必要なものを減らすんじゃなくて、要らないものを減らすんです。
つまり、不用品を処分することが、引越し業者が運ぶ荷物の量を減らすことができる一番簡単な方法なんです。
ポイント
- 引越し費用は運ぶ荷物の量と輸送距離で決まる。
- 引越し業者が運ぶ荷物の量を減らせば安くなる。
- 荷物を減らす簡単な方法は不用品を処分すること。
不用品の処分方法
不用品を処分する一番簡単な方法は、地域の家庭ごみや粗大ごみで回収してもらうことです。
私もそうなんですが、使えるものを捨てるって抵抗がありませんか?
同じように考える方には、ほかの誰かに使ってもらうという方法がおすすめです。
オークションを利用する
私が不用品の処分でよく利用するのがオークションサイト、ヤフオクです。
自作PCを使っている関係上、古いパソコンパーツなどの整理によくヤフオクに出品しますが、特にパソコンパーツはヤフオクが売りやすいです。
もちろんヤフオクではあらゆる品目を出品できますから、大量の不用品をお金に換えたいと考える方にも向いています。
ヤフオクはYahoo! IDがあればオークション出品ができますが、無料会員だと出品個数が1個までなどの機能制限があります。
フリマサイトのメルカリ、ラクマなどと違って、1件ごとに売り上げが振り込まれる安心感がヤフオクにはあります。
また、落札手数料が無料会員だと10%、月額課金のYahoo!プレミアム会員だと8.64%となっていて、多くの不用品処分を考えるならプレミアム会員がおすすめです。
私もYahoo!プレミアム会員なのですが、半年間無料キャンペーンを狙って登録するのがおすすめですよ。
フリマサイトを利用する
ヤフオクもスマホから出品することはできるのですが、スマホ出品に限って言えば、メルカリやラクマといったフリマサイトのほうが断然使いやすいと言えます。
何でも手軽に自分の売りたい価格で出品できるのが、フリマサイトの特徴です。
私もメルカリやラクマを利用して不用品を処分することはありますが、サイトによってユーザー層の違いがあり、売れやすいもの、売れにくいものがありますね。
特にラクマは女性ユーザーの比率が高いと言われています。
メルカリとラクマに共通しているのは、いずれも売上金には期限があり、振込申請をしないと振り込まれないということです。
販売手数料はメルカリが10%、ラクマが3.5%となっており、同じものを売るのであればラクマがお得ということになります。
普段ヤフオクを利用されている方には、値引き交渉という慣習が根付くフリマサイトには違和感を覚えるかもしれませんね。
不用品買取サイトを利用する
オークションやフリマサイトは手軽に出品できるというメリットはあるものの、購入者とのやり取りや発送という煩わしさもあります。
特に時間に余裕のない方には、オークションやフリマサイトで不用品を処分するのは難しいかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、家に居ながらにして不用品の処分ができる買取サイトです。
不用品を買取業者に送るのに必要なダンボールの手配や集荷、査定を無料でしてくれるサイトは多くあります。
査定額に満足できなかった場合の返送料については利用者負担となるサイトが一般的です。
また、買取サイトには取扱分野が限定されているところもあり、不用品の種類によってはサイトを使い分ける必要がありそうです。
中古ししゅう枠の買取相場
30~40年も前に母親が趣味で使っていたししゅう枠。
しかも、3つのうちひとつは留め金具が欠品している状態。
しかし、ししゅう枠としてはまだまだ全然普通に使えるので、捨ててしまうにはしのびない気がします。
こんなもの欲しい人がいるんだろうかとヤフオクで落札相場を調べてみました。
もっと程度のよさそうなものが160円で落札されていました。
100円ぐらいなら買ってくれる人がいそうな気がします。
クリックポストの送料185円は落札者様に負担していただくことにして、100円で出品することにしました。
なんと、5人もの方に入札していただき、100円から260円に値上がりして落札されました。
しかも、落札者様は直接持って行ったほうが早いほどの同区内にお住いの方でした。
引越し費用の足しにはなりませんが、捨てずにヤフオクに出してよかったです。
不用品がお金に換わったことはもちろんうれしいですが、不用品が誰かの役に立つことのほうがなんだか幸せな気持ちになります。
ししゅう枠は厳重な梱包をする必要はないのですが、ちゃんとクッション封筒を使ってお送りしました。
オークションやフリマサイトの発送には、アマゾンなどの通販で送られてきたクッション封筒を再利用することができますよ。
特に売り上げが小さな出品の場合、諸経費はできるだけ抑えたいですよね。
通販などで送られてきたクッション封筒は、丁寧に開封すると下の写真のようにそんなに違和感なく梱包できます。
梱包資材を無料で調達することは引越し費用の節約にもつながりますよ。
引越しに必要なダンボールのサイズや数の目安、無料でもらえる場所などについては以下のページをご覧になってみてください。
まとめ
今回は押入れの中から数十年ぶりに出てきた中古のししゅう枠が260円になりました。
引越しは運ぶ荷物の量と輸送距離で決まるため、荷物を減らすことが費用の節約につながります。
荷物を減らす一番簡単な方法は不用品を処分すること。
まだ使えるものを捨てることに抵抗があるのなら、オークションやフリマサイト、不用品買取サイトを利用するのもひとつの方法です。
複数業者の見積もりを比較して、安い引越し業者を探すことも忘れずに。
電話番号入力なしでOK!
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以上、『引越しの不用品処分|中古ししゅう枠18cmと12cmの買取相場は?』を最後までお読みいただきありがとうございました。
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