引越し費用

引越し費用はどう決まる?|引越し費用のしくみには時間制と距離制がある

引越し費用のしくみ

引越しは1件1件荷物の量も違えば移動する距離も違うので、ほかの人の引越しと正確に比較することはできないのです。

でも、自分の引越し費用が相場に比べて高いのか安いのかはとても気になりますよね。

そもそも引越し費用がどのように決まるのかをわかりやすく解説しています。

引越し費用のしくみ

営業マンが訪問見積もりをしている様子です。

引越し費用を決めるには、どれぐらいの荷物を運ぶのか、どれぐらい移動するのかといった条件が必要です。

これには訪問見積もりといって、引越し業者の営業マンが実際に現地に足を運ぶ必要があるのです。

ひとり暮らしのワンルームなど荷物の量がある程度限られる場合には、訪問見積もりを行わないケースもあります。

訪問見積もりは、いわばあなたの引越しを業者が査定しにやってくるというイメージです。

見積もりの現場で営業マンが使用するのは引越し専用の計算機です。

私の会社ではポケコン(ポケットコンピューター)と呼んでいましたが、わかりやすくいうと容積計算機ということになります。

営業マンが、料金を計算している様子です。容積計算機は家具の種類、数量、部屋の広さなどを入力すると、入力した荷物全部の容積を計算してくれるという優れものです。

引越しでは立米(りゅうべい)という単位を使うことが多く、一般に使われている立法メートル(m3)と同じです。

計算機の結果をもとに、営業マンはエレベーターの有無や階段作業の有無など作業環境や条件を勘案して、その引越しに必要な車両の大きさや作業員の数を割り出します。

引越し費用の計算はこれだけで終わるものではないのですが、使用する基本的なしくみはどの業者もこのようなものを使用しています。

 

見積もり書に記載される内容

引越しの見積もり書に記載される費用の内訳は、おおまかに分けると次のようになっています。

引越し料金の見積書の内訳です。基礎運賃・基礎作業料金 + 実費 + 付帯サービス料 = 引越し料金

もう少し掘り下げてみていきましょう。

 

基礎運賃・基礎作業料金

基礎運賃・基礎作業料金には作業の内容によって時間制と距離制があり、業者がいずれかを選択して良いことになっています。

つまり、当然引越し業者にとってより利益が出るほうが選択されることになります。

作業内容によって、業者は利益の出る方を選びます。

基礎運賃・基礎作業料金はあらかじめ国土交通省によって定められている標準引越運送約款、または認可制の引越運送約款というものに基づいて計算されます。

そのため法外な費用を請求されるということはまずないと考えていいでしょう。

また引越し作業を積地に到着してから帰庫するまでと定義する業者が多く、作業終了後の車両が営業所等に帰る際の有料道路通行料などが見積もりに含まれることがあります。

 

時間制と距離制

利用者側から引越し業者に時間制、もしくは距離制のいずれかを指定することはできません。

しかし、単身など小さな引っ越しについて時間制の料金を採用する業者は多いです。

たとえば、赤帽など軽貨物業者では一定の距離内であれば時間当たりの作業料金をホームページに掲載しているケースがあります。

単身の引っ越しなら、一括見積もりサイトで唯一赤帽が参加するLIFULL引越しを活用してみてください。

 

時間制

基礎時間は、4時間か8時間です。

時間制には4時間または8時間という基礎時間があり、軽貨物運送業者の場合には2時間または8時間という基礎時間があります。

一般的なお店などの延長料金と同じで、移動を含めた作業時間が1時間を超過するごとにいくらという費用が加算されるしくみです。

参考として、私が軽貨物運送業者時代に使用していた引越運送約款から、該当箇所の写真を以下に転載しています。

時間制運賃表

 

距離制

基礎距離は100kmです。

距離制の場合には100km、軽貨物運送業者の場合には30kmという基礎距離があります。

輸送距離が基礎距離を超過すると1kmあたりいくらという費用が加算されるしくみです。

参考として、私が軽貨物運送業者時代に使用していた引越運送約款から、該当箇所の写真を以下に転載しています。

距離制運賃表

 

実費

これには作業員人数分の荷役費、ダンボールなどの梱包資材費、有料道路通行料などが含まれます。

また現地での見積もりを行った場合、遠隔地などではかかった交通費を請求される場合があります。

有料道路通行料、またフェリーを利用する場合については業者の往復分を見積もりに含めるケースがほとんどです。費用実費の内容です。

 

付帯サービス料

代表的なものにエアコンの取り付け、取外しやピアノの運搬、不用品の処分等があります。

いずれも引越し業者が自社で対応する場合には費用は割安となりますが、提携業者に依頼する場合には費用格差が大きいようです。

このような引越し作業の有料オプションは、時間と手間はかかりますが地元の電気店に依頼するなど、自身で手配したほうが安く済むケースもあります。

 

内金、手付金

頭を下げて断っている人のアイコンです。

引越しをキャンセルさせにくくする目的で、費用の一部と称し内金、手付金といったものを要求する業者がいるという話を聞くことがあります。

引越しの見積もり時に内金、手付金といったものを業者が請求することは、引越運送約款で禁止されている違法行為です。

そのような業者に遭遇した場合には、すぐにお帰りいただくことが賢明な選択といえます。

 

まとめ

見積もり書に記載される引越し費用は、おおまかに分けると以下のようになります。

基礎運賃・基礎作業料金 + 実費 + 付帯サービス料 = 引越し料金

また、引越し料金の計算方法には時間制と距離制がありますが、どちらを選択するかは業者に決定権があります。

見積もり時に内金、手付金の類を引越し業者が利用者に請求することは違法であることを覚えておきましょう。

引越し費用はクレジットカード払い、現金払いにかかわらず、基本的に当日払いが一般的です。

さらに、見積もりで最初から最安値を提示する業者はありません。

複数業者の見積もりを取って目安を知るというのが、賢い引越し業者選びのスタートです。

良い引越しを!

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