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荷物がない!引越し屋さんが降ろし忘れる荷物はコレ!|引越し現場の裏話

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荷物を降ろし忘れた作業員

大事なものだからとタンスの奥へしまい込んだものの、しまったことを忘れてしまう・・・そんな経験ありませんか?

引越しでデリケートな荷物を運ぶとき、絶対に壊さないようにといつもと違う場所へ積み込んだばっかりに、その荷物の存在を忘れてしまった・・・。

引越し先で荷物を降ろし忘れてしまうという、私の引越し作業員時代の苦い経験をお話します。

引越し荷物の降ろし忘れ

引越し先での作業が終わりトラックに荷物が残っていれば、作業員の誰かが必ず気づくものです。

しかし、壊さないようにといつもと違う特別な積み方をすると、それをほかの作業員にも伝えておかないと積込をした作業員本人にしかわかりません。

引越し作業中に、積込をした作業員本人がそれを忘れてしまうということがあるんです。

私は作業員時代に2回、お客さんの荷物を降ろし忘れて帰ってきたことがあります。

降ろすのを忘れやすいもの

食器棚のガラス

荷物の中でも輸送に特に気を遣うのが、食器棚などに使われる比較的薄いガラス板です。

近距離の引越しでは糊の残らないグラステープなどを使って、ガラス板が動かないよう固定して運ぶこともありますが、距離のある引越しではすべてはずして梱包して運びます。

食器棚などのガラス板は厚さがないうえ角があるので、少しのショックで角が欠けたり割れたりといった荷物事故につながりやすいものです。

ガラス板専用の梱包資材というものはないので、作業員が各々工夫して梱包することになります。

家具のガラスは破損してしまうと原寸合わせで作り直すケースがほとんどなので、デザインガラスなど特殊なものを破損してしまうと、補償が高額になるため輸送にはとても気を遣うものです。

ガラスの梱包

ガラスの梱包に私の会社ではよくダンボールを使います。ガラス板より大きいサイズのダンボールにガラス板をはさむという方法です。

同じサイズのガラス板なら強度が増すように一枚より二枚と、ダンボールに重ねてはさんでダンボールは適当なサイズになるよう折り返します。

こうすることで板状のダンボールという荷姿になり、口が開かないようダンボールの端をガムテープでしっかり梱包します。

ダンボールに挟んだガラス板を立てた状態でトラックに積み込めば、輸送中に破損するリスクは少なくなります。

この梱包方法はまだ新人のころにベテラン作業員に教わったのですが、降ろし忘れにつながる問題があるのです。

降ろし忘れてしまう理由

せっかく手をかけて割れないようにとダンボールで梱包したガラス板なのですが、問題は荷姿が使用済みダンボールに似ていることと薄さです。

トラックには毛布などの梱包資材と合わせて、引越し当日の予備として新品ダンボールや使用済みダンボールを積んでいます。

ダンボールで梱包したガラスはトラックに積み込むとき、少しでもクッションになればと未使用や使用済みダンボールの間にはさんで積み込むことが多いです。

ガラスが梱包されているとは知らない作業員が、使用済みダンボールと勘違いしてしまうことがあるんです。

使用済みダンボールをわざわざお客さんの家に運ぶ必要はないので、ガラス板が梱包されたまま持ち帰ってしまうということになります。

このときは3日ほどしてから会社に「食器棚のガラスがない。」とお客さんから連絡があり、案の定トラックに積んであるダンボールに紛れていました。

以降、降ろし忘れがないようにと、家具類のガラスを一番最初に降ろすべく荷室扉のすぐ内側に積むようになりました。

ところがそうとは知らない作業員が勢いよく荷室扉を開けて、ガラスを落下破損するという荷物事故になってしまったことがあります。

それからは荷室後方側面にガラス用のスペースを意識して残すようにし、「最初にガラスを降ろして。」と指示するようになりました。

家具の部品

ダボ
上の写真にあるのは棚ダボといって、食器棚や洋服ダンスなどで棚板の位置を決めるストッパー器具です。棚板1枚につき4つを使うのが一般的です。

棚ダボは家具類につけっ放しでは輸送中にポロポロとはずれてしまうので、よほどきつくてはずせないようなもの以外ははずして運搬します。

はずした棚ダボは誰でもすぐにわかるよう、テープなどではずした家具に貼り付けて運ぶのが基本です。

しかし、どうせあとで自分が組み立てるんだし・・・と、工具箱に入れて持ち帰ってしまった作業員がいました。

お客さんも食器棚や洋服ダンスの棚板の位置決めなんていうのは引越し直後にはしないでしょうから、荷物の整理をしながら追々それがないことに気づくものです。

たいていはホームセンターや通販などで入手できる汎用型の棚ダボで代用できる家具が多いのですが、その家具専用の長さであったり色であったりするものもあります。

小さな部品なのですが、ないと棚板が使えないという家具の重要部品です。

降ろし忘れを防ぐには

さすがに洋服ダンスの扉がなければ、作業員でもお客さんでもすぐに気がつくと思いますが、食器棚や本棚となると作業員もお客さんも作業終了直後は細かいところまで目が行かないかもしれません。

また、荷物の降ろし忘れは業者側の問題なので、お客さんができることというのは限られてきます。

引越し作業が終わったら、以下の2つだけでもちゃんと降ろされているか、家具類に添付されているか確認しましょう。

  • 食器棚などのガラス板
  • 家具類の棚ダボ

もうひとつ、引越し業者が引き上げる前にトラックが空になっているかを見せてもらうのも良い方法です。

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