引越し現場の裏話

荷造りできてないんです|お客さんの謝罪から始まる引越し

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荷造りが終っていない人が誤っている

引越しの荷造りをする時間がない、自分ではできないといった場合、業者が荷造りを代行してくれる有料の梱包サービスを利用するというのもひとつの方法です。

しかし、梱包サービスの費用相場は1部屋1作業員あたり25,000円前後と安くはないことから、引越しの荷造りは自分でするという方がほとんどです。

ただ、荷造りが思いのほか時間がかかる作業であることを初めての引越しで知る方も多く、引越し当日までに荷造りが終わらないというケースも少なくありません。

このページでは私が作業員時代に度々経験した、引越し当日に荷造りができていないお客さんの引越しについてお話します。

お客さんの謝罪から始まる引越し

作業員
作業員
○○引越しセンターで~す!

すいません・・・。
お客さん
お客さん

こんな引越し作業のスタートが月に数回はあるでしょうか・・・。

私の働く会社では現場に着くと呼び鈴を押し、作業員全員でお客んさんに挨拶をします。玄関からお客さんが顔を出すなり控えめな口調で次のような言葉を発した場合・・・

  1. 「すいません・・・。」
  2. 「ごめんなさい・・・。」

私の作業員としての経験上ほぼ間違いなく、引越しの荷造りが終わっていない!ケースです。

荷造りができていないはルール違反

たいていは「今頑張って荷造りしてます!」的な雰囲気を醸し出しながら、申し訳なさそうな姿勢のお客さんが多いので、こちらもダンボールのふたをガムテープで閉じる程度のお手伝いをすることになります。

しかし、中には「荷物運んでもらってる間に荷造りすれば間に合うんじゃん♪」的なお客さんもいて、「オイオイ、マジかよ~。」と作業員全員が衝撃を受けることもあります。

引越し屋さんが到着した時点でお客さんの荷造りが完了していないというのはルール違反になります。引越し当日のキャンセル料として、費用の50%を徴収して引き揚げてしまう業者もあるかもしれません。

ただ、作業員がお客さんに「荷造りができてないんで引き揚げます。」とは言えないのが現実です。このような現場では引越し作業員全員でお客さんの荷造りを手伝うことになります。

お客さんの荷造りを無償で手伝うというのは作業員の本来の仕事ではないので、その引越しにおいて作業員のお客さんに対するイメージが悪くなるのは間違いないでしょう。

引越し当日に荷造りが完了していないというのはルール違反であることや当日のキャンセル料について、また最悪の場合引越し業者に荷物を運んでもらえないケースなどについては以下のページで詳しくご紹介しています。

荷造りサービスの利用も視野に

普通はそう何度も経験することのない引越しだけに、引越しの荷造りも戸惑ってしまう方は多いと思います。何からどのように、またどの部屋から荷造りを始めたらいいのかなどと悩んでしまうことも多いでしょう。

引越しの荷造りには一般に2週間は必要と言われています。しかし、日中は仕事であったり家事育児であったり学校であったりと、荷造りにかかりきりになれる人はそうはいないでしょう。

そんな忙しい人におすすめなのが、多くの引越し業者で利用できる「荷造り・梱包サービス」です。もちろん有料ですが、考え方によってはリーズナブルと言えるかもしれません。

荷造りのほかに転居先での荷解きサービスも提供している業者が多いです。

準備万端なお客さん

スタート時間が決まっている朝一番の引越しで、時間になっても家族全員で朝ご飯を平然と食べているという光景を見るのも珍しくありません。

引越し屋さんが常に時間に追われる仕事というのは、案外知られていないのかもしれないですね。

反対に「どんだけ引越し慣れしているんだ!」というぐらい完璧に荷造りされ、すぐに荷物を運び出すことができるような現場にも年に何回か遭遇することがあります。

引越し作業員にケチをつけられない荷造りというのはなかなか難しいとは思いますが、丁寧に荷造りされた荷物というのは作業員も丁寧に扱うものです。

引越しの荷造りで一番大切なのは、時間に余裕をもつことです。目安としては約2週間を荷造りに必要な期間と考えましょう。

ぜひ、引越し作業員にケチをつけられない荷造りを目指してください。以下のページで荷造りのコツを詳しくご紹介しています。

以上、『荷造りできてないんです|お客さんの謝罪から始まる引越し』を最後までお読みいただきありがとうございました。

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