引越しするときの悩みの種、要らないものをどうするか。
今使っていないものを転居先で使うなんてミラクルが起こるはずはないですよね。
『まだ使えるから』『もったいないから』とものを捨てられずにため込んでいるのは、きっと私だけではないはずです。
私の仕事は家でパソコンを使う在宅ワーク。
なので、パソコンは仕事をする上での必須道具なのですが、いつしかパーツを買って自作パソコンを使うようになりました。
そのため、『いつか使うだろう』という大量のPCパーツとパソコン本体が、仕事部屋の片隅にひっそりと身を潜めています。
あなたの部屋にも、そんな不要品があったりしませんか?
引越し費用を安くする簡単な方法は不用品の処分
そもそも引越し費用がどのように決まるか知っていますか?
もちろん、時期や日程、作業の条件などによっても変わるんですが、基本的に引越し費用は運ぶ荷物の量と輸送距離で決まるんです。
つまり引越し業者が運ぶ荷物を少なくすることが、費用を抑えることにつながるんです。
引越し費用の概算見積もりが自分でできる!だいたいの引越料金計算機
必要なものを捨てて荷物を減らす必要はありませんが、もっと簡単に荷物を減らす方法がありますよね?
そう、不用品を捨てることです。
『捨てるのがもったいない』というのであれば、『リユース』がおすすめです。
不用品をオークションやフリーマーケットに出すということですね。
廃棄処分してしまうよりも、必要とする誰かに使ってもらえば役に立つ不用品は世の中にたくさんありますからね。
オークションやフリーマーケットでは『こんなものが売れるの?』というものが売られていたりします。
今回私が処分した不用品は11年落ちのデスクトップパソコンです。
気軽に捨てられる大きさではないうえ、ハードディスク内のデータなども気になりますよね。
実は、環境省が認めたパソコンや小型家電の宅配便回収サービスというのがあるんです。
小型家電の回収サービスがあったことを思い出す
これ、引越し先で使うんだろうか・・・。
普段使わないPCデスクの下でほこりをかぶっている、もう10年以上も前にWindows XPが全盛の時に買ったデスクトップPCを見て思いました。
古いスマホの処分方法を調べていた時、2020年の東京オリンピックの金メダルを廃棄スマホなどの基板から作るプロジェクトがあったのを思い出しました。
その時は回収場所が近くになかったことと、処分したかったDell Dimension 9200が回収の対象外だったため、そのまま放置となりました。
あらためてパソコンや小型家電の回収について調べてみると、環境省が認定した小型家電宅配便回収を行っているリネットジャパンという会社がありました。
しかもちょうどタイミングよく、通常1,500円かかる処分費用が無料のキャンペーン中だったので、さっそく利用してみることにしました。
重さ20kg以内に収まるならダンボールでも紙袋でもOKということでしたが、398円で回収専用ダンボールも手配してもらうことにしました。
回収専用ダンボールの送料は無料で、郵便配達員さんがたたまれた状態のダンボールを届けてくれます。
スーパーなどで大きめのダンボールをもらってきてもいいかもですね。
回収専用ダンボールは縦30.5cm、横49.5cm、高さ48cmとかなりの大きさで、大型デスクトップPCも余裕で収まります。
今回はDell Dimension 9200、壊れたハードディスク1個、壊れたビデオカメラを同梱して、重さ10kgほどになりました。
回収に出す前の写真を撮り忘れてしまいました・・・。
リネットジャパン小型家電宅配便回収の流れ
宅配便回収の流れ
- ホームページから申し込み
- 回収専用ダンボール受け取り(郵便)
- 回収専用ダンボールの集荷(佐川急便)
- データ消去、バックアップ、廃棄処分完了の連絡
申し込み
リネットジャパンのホームページから住所や回収品目を入力して申し込むと、『【リネット】お申込み完了のご案内』という件名でメールが送られてきます。
申し込みが終わるとリネットジャパンのサイト内にマイページができており、ダンボールの送付希望日や回収日の確認と変更ができるようになります。
また、有料ですがデータ消去サービス、データバックアップサービスも利用でき、作業の進捗状況などもわかるようになっています。
きちんと『データ消去証明書』も発行されるので、個人情報の漏洩が気になる方は利用するといいですね。
私は回収前にハードディスクを取り出して、電動ドリルで穴を空けて物理的に破壊するという方法を選びました。
サイトのマイページは、自分のパソコンが完全に廃棄処分されたのかどうか、データの消去がされたのかどうかわかりやすくていいです。
回収専用ダンボールの受け取り
今回は回収費用無料キャンペーンを利用したのですが、398円の回収専用ダンボールを購入したので、消費税込みで430円の出費となりました。
回収専用ダンボールはバイクに乗った普通の郵便配達員さんが、小さく折りたたまれた状態のものを届けてくれました。
ダンボールを自前で調達すれば、0円で大きなダンボール1個分の不用品を処分できたことになります。
そうそう、荷造りで使うダンボールを自分で揃えることは、引越し費用の節約にもなるんですよ。
引越しに適したダンボールの選び方やサイズ、必要な数や無料でもらえる場所などは以下のページをご覧になってみてください。
回収専用ダンボールの集荷
今回はデスクトップパソコン1台とハードディスク2つ、壊れたビデオカメラ1つをリネットジャパンに廃棄してもらうことにしました。
重さは20キロはないものの、ちょっと気合を入れないと持ち上げるのが厳しいかなという感じになりました。
回収専用ダンボールは佐川急便が伝票を持って集荷に来るので、荷造りしておけば特に何もする必要はありません。
リサイクル品なので緩衝材なども不要でOKだそうです。
廃棄処分完了の連絡
リネットジャパンのPC、小型家電宅配便回収サービスに申し込んでから約1ヶ月、『処理完了のお知らせ』というメールが届きました。
廃棄処分を依頼したパソコンなどが、きちんと処理されたのかどうかは気になりますよね。
リネットジャパンのPC、小型家電宅配便回収サービスに申し込むと、作業の進捗状況がマイページにもわかりやすく掲載されます。
今回廃棄処分にかかった費用
軽トラで走る怪しい廃品回収業者に、消去したとはいえ銀行口座やクレジットカードなどの情報が入っていたPCを引き取ってもらうのには勇気がいりますよね。
PCは初期化やデータ消去をしても、完全にデータを消すことはできないって知ってました?
回収ダンボール代込み430円で安心が買えると思えば、リネットジャパンの小型家電宅配便サービスは安いんじゃないかと思います。
おすすめ【国が唯一認定】不用なPC/小型家電宅配便回収のリネットジャパン。
リネットジャパン利用の注意点
パソコンや小型家電なら幅広く回収対象になっているリネットジャパンのサービスですが、テレビ、冷蔵庫、洗濯乾燥機、エアコンの4品目については家電リサイクル法が適用されるため回収の対象外となっています。
回収対象品かどうか、また回収に出す際の注意点をパソコンに絞ってまとめてみました。
品目 | 回収の可否、注意点 |
故障しているパソコン | 可 |
パソコンパーツのみ | 可 |
1箱に複数台のPCを入れた場合 | 可、箱のサイズは3辺合計140cm、重さ20kg以内 |
パソコンのCRTモニタ | 可 |
自作パソコン | 可 |
部品欠損のパソコン | 可 |
電池、バッテリーのみ | 不可、PCに内蔵されているものは可 |
不用品の処分ができる買取、回収業者
有効なOSが入ったパソコンなら買い取ってくれる業者も多いのですが、今回の11年落ちのDell Dimension 9200などになるとOSのサポート期限も終わり、セキュリティの観点からも需要は多くありません。
このDell Dimension 9200にもWindows Vistaがインストールされていますが、ヤフオクなどを見てもせいぜい数千円といったところでしょうか。
ただ、部品取りとしての需要はあるようで、古いパソコンはパーツ単体でヤフオクなどのオークションに出してみるというのもいいかもしれません。
PCや周辺機器だけでなく洋服、時計、パソコン、本、CD、DVD、ゲーム、ブランドものなど不用品の定番をお金に換えることができて、さらに誰かの役に立ちそうなサイトをいくつかご紹介します。
サイトによって得意な買取分野があるので、不用品の種類に合わせて買取サイトを選ぶのがポイントです。
まとめ
引越し業者が運ぶ荷物の量を減らせば引越し費用を抑えることにつながります。
費用を安くする一番簡単な方法は、不用品を処分すること。
今回はリネットジャパンのPC、小型家電宅配回収サービスの無料キャンペーンを利用して、ダンボール代430円のみで大型デスクトップパソコンを処分することができました。
リネットジャパンは国が唯一認める小型家電の宅配回収業者で、PCデータの完全消去にも対応していて個人情報の漏洩に慎重な方には特におすすめのサービスです。
不用品の処分と合わせて、複数業者の見積もり比較をするのが引越し費用を抑えるコツですよ。
電話番号入力なしでOK!
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以上、『引越しの不用品処分|リネットジャパンの小型家電宅配便回収でPCを廃棄』を最後までお読みいただきありがとうございました。
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